悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)
■旅の9日目:山形県遊佐⇒道の駅「あきた港」(秋田県秋田市)
昨夜の雨はまだ降り続いていましたが、昨日立ち寄った道の駅で紹介された山形県の北部の吹浦海岸(ふくらかいがん)の「十六羅漢」を見に行くことにしました。
鳥海山の噴火で日本海側に流れ出した溶岩(安山岩)に彫られた摩崖仏を数えると16体より多く、十六とは何か意味があるのでしょうか? 細かなことは気にしない性分ですが、旅の後にでも、少し意味を調べることにしました。
その後は、雪の回廊を期待し、「鳥海ブルーライン」を上ることにしました。
途中で、通行止めの看板が立っていましたが、何とかなるのではと思いながら、そのポイントまで行ったところ、道路が鉄のゲートで閉鎖されていて、そのあたりにいた人に訊いたところ、その通行止め解除は2日後とのこと、残念。
ここで思い出したのは「日本道路交通情報センター」の配信情報、この時期、山岳道路に向かう前にはこれで、チェックが必須ですね。
山形県から秋田県に入り、立ち寄ったのは道の駅「象潟」、土産に秋田名物「きりたんぽ」を購入した後、4階の展望風呂に浸かりました。曇っていて展望はいまいち、でしたが、下を見ると女性の像があり、それは「西旋(せいし)」の像で、王昭君・貂蝉・楊貴妃と合わせて中国古代四大美女といわれるとのこと。いい勉強になりました。
展望階に上がると、水田の中に点在する小高い丘に松の木の情景が広がっていました。初めて見る景色で、それは「象潟の九十九島」。芭蕉が俳句を詠んだのも分かる気がしました。ここは以前、潟の中の島々で、それが隆起して、今の姿になったそうです。
それに、4/26の今日は「良い風呂の日」だと、後で知りましたが、その日に、良い景色も見られた「良い温泉」に入ることができたのは、ラッキーでした。
「キャンピングカーの旅」で、大学の近くを走る際は、そのキャンパスを散策することをやっています。その理由は、最高学府やスポーツの鍛錬の場の雰囲気が好きで、ある懐かしさを持って味わいたいためです。そして、木漏れ日の中で、すれ違った大学生に、「これからの日本を頼むぞ」と心の中で言いながらの散策をしています。
この日、「秋田大学」に立ち寄ったのは雨が降る夕方で、このタイミングからのキャンパスの散策は憚れる気がして、正門から少し入った場所に「ジル」を停めて、校舎との写真を撮るだけで終わりました。
秋田港に面した道の駅「あきた港」に併設のポートタワー「セリオン(無料)」からの素晴らしい夜景で、この日を締めることができました。そうなると、翌朝の景色も見たくなり、そのまま車中泊ですね。。