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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑨東北太平洋岸(茨城~岩手)

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■エピローグ


 「キャンピングカーの旅」が終わった3週間後、宮城県登米市の「H@!FM(はっとFM)」のアナウンサーの高橋さんから、彼女の番組の中で放送された“私へのインタビューの音声”が届いた。メールに記されたURLにアクセスし、MP3データをダウンロードし、再生すると、FM放送局の3階で、インタビューされた時の雰囲気を思い出した。

 私の声がラジオの電波に乗ったのは3回目だ。
 1回目は高校生の頃、生まれ故郷の福岡県で、友人と一緒にFM福岡の放送局を見学した時のこと。
 ある番組のゲストが「イルカ」さんで、その様子を見ていた時、アナウンサーの方がスタジオ(縦横約3mほどのスペース)の中から、入っても構わないよとのお誘いがあり、驚きながらスタジオに入ると、イルカさんとは1mも離れていない貴重な空間の中で、イルカさんやアナウンサーの方の笑い声と共に、私たちの笑い声も電波に乗った。

 2回目は、大学4年生の時、研究室での卒論の実験を中断して、バイクでデパートの催事場に行って、お気に入りの新人の女性歌手が歌うデビュー曲を聴いていた時のこと。
 ステージの真正面にいたことから、司会者からマイクを向けられ、何かを尋ねられ、それに応えたのだが、その全てがラジオで実況放送されてしまった。
 そして大学の研究室に戻った時、偶然にも、研究室の助教授がラジオ放送を聞いていたので、こっそりと研究室を抜け出したことの全てがばれてしまっていた。

 まだまだ長い人生、「キャンピングカーの旅」のどこかで、マイクを向けられるのかもしれない。それで、更に自分の世界が広がるのかもしれない。そんなことを考えると、また旅に出たくなる。

 ちなみに、今回の件がきっかけとなり、高橋アナの番組「Saturday Nova!」におたよりを出し始めた。それをネットのサイマルラジオで聴いているが、おたよりが読まれると嬉しくて、そうなると、再び、おたよりを出してしまう。それが、2年半も続いている。

以上

■旅のメモ
・2021年2月22日〜3月9日(15泊16日)
・走行距離:2,266km
・立ち寄った道の駅:24ヵ所
・立ち寄った温泉:5ヵ所