小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

端数報告7

INDEX|6ページ/27ページ|

次のページ前のページ
 

と吠えちゃってるだけじゃねえのか。
 
そんなふうにしか聞いて思えぬ。おれが持っている本に、
 
画像:だから何なんだアザラシの大量死
 
こんなことを書いたのもあり、F・マーキュリーの死因もその〈カリニ肺炎〉てやつか何かだと思うのだけど、肺炎は何かに身を蝕まれて抵抗力を弱めた者が死ぬ病気の代表でないのか。平均寿命がもともと40くらいのとこでは、だから普通に大勢死んでいたのでないのか。
 
おれにはそんなふうにしか思うことができなかった。それに日本国内の話となるとこの20年6月頃は、
 
「おとといは○○県でひとりコロナの死者が出ました。きのうは△△県でまたひとりが死にました。二日連続でコロナの死者が! 二日連続でコロナの死者がああああっ」
 
報道はこんな調子になってくる。おれは自分はテレビはつけずにアパートの隣の部屋の住人がニュースを見ている音だけ聞いて、
 
 
 
   「それがなんだってんだよう」
 
 
 
と思うことになる。去年もその前の年も、その年の風邪で毎日ひとりやふたりくらい死んでいたもんなんじゃねえのか。平成30年間に風邪をこじらせて肺炎で死ぬ人間は毎日いたもんなんじゃねーのか?
 
としか思えないのだ。特に老人がそれでチョボチョボ死ぬなんてのは当たり前としか思えない。正しいのはおれの頭で、イカレてるのはマスコミの頭だ。
 
そう考えていたところに帝銀事件のブログのための資料を見ていて、
 
画像:平沢の死因
 
こんなものを見つけて「ほら見ろ」と思う。
 
平沢貞通の死因が肺炎。ほうら見ろ。こんなところに現にひとりいるじゃねーか。肺炎で死ぬ人間が珍しくない証拠と言えるし、95歳と言ったらもう完全に寿命だろう。誰も彼もがマスクを着けなきゃならない道理はないのに人が従わされている。
 
その証拠と言えるだろう。そんな考えでおれはこの時、コロナについての最初のブログ記事である『犬も歩けば狂犬病とジステンバーのウイルスに当たる』というのをここに書いて出したのだった。
 
作品名:端数報告7 作家名:島田信之