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端数報告7

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それが都合のいいところ


 
さて完璧な証拠を出して見せたのだから話を終えてもいいのだけれど、もう少しだけ続けよう。まず次の画を見てもらいたい。
 
画像:空気感染認める
 
2021年9月に新聞に載ったものだが、実はコロナが生まれた後すぐ、空気感染であることが判明していたのだという。にもかかわらずWHOはそれを隠して【飛沫感染】と言ってたのだが、その嘘をここで認めたという記事だ。
 
これが報道もされながらあまり知られてないわけだが、なぜかと言えば理由のひとつは、記事を読んでみればわかる。〈専門家〉とされる学者先生様が、記者の取材に「空気感染もマスクで防げます」と答えたと書いてあるのだ。おれはその先生に、
 
 
 
     「じゃあ衝立(ついたて)も有効なんだね?」
 
         画像:ショッカーはなぜ
 
 
 
と訊いてみたい気がするんだが、果たしてどんな答えが来るのか。
 
興味深いところだが、コロナ発生以前に出ていたウイルスの本には、
 
画像:風邪にマスクは推奨しないという厚労省2018年の発表
アフェリエイト:ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ!
 
こんなことを書いたのがある。一体どっちの書いてることが正しいのか。
 
誰でもわかるはずなのだけど、しかし人間は嘘をつく。〈監獄実験の看守役〉にみずからなってそれを楽しんだ者にとって、マスク社会は天国である。その永続を願うようになり、都合の悪い事実からは目を背け、[可能性]にすがるようになる。
 
《コロナの禍は終わっておらず、俺を「卑怯者」とか「役立たず」と呼んできたすべての者を殺してくれる可能性がある》
 
《そうして俺がこの世界で最も正しい者であるのを証明してくれる可能性がある》
 
という、トカゲ男が信じているのは結局そういうことだ。そのため検査の数を増やし、データの改竄までもする。それによって世界を自分が望むように変えられるとさえ思う。
 
画像:長谷川と市川 アフェリエイト:シン・ゴジラ
 
「これは人類滅亡の危機なのですね」
「はい。その通りです」
 
と言う者が現れたら、だからすぐさまそれを信じる。こいつらは、
 
画像:オウム三悪人 アフェリエイト:宮嶋茂樹不肖・宮嶋踊る大捜査線
 
この三人と同じであり、市川実日子が麻原で、長谷川が上祐で竹野内が村井だ。マスコミ人種や政治家にとってはこの連中のする話こそが〈真理〉である。だからこいつらを持ち上げるし、市川が「上陸の可能性がある」と言った生物がいつまで待っても上陸してこなくても、「立って歩く可能性がある」というのがそもそも科学的におかしくても、「最終的に120メートルの大きさになり、人類が持つどんな兵器も通用せず、放射能の火を吐いて地上のすべてを破壊する可能性がある」というのが長谷川博己に訊かれることに何も考えず「そうです」と答えてるだけのようにしか見えなくても、【可能性がある】というのならその可能性があるのだということにして、次の瞬間にそれは可能性でなく【必ずそうなるのだ】ということにしてしまう。
 
画像:封印自分は死なない
 
しかし自分が死ぬとは決して思わない、という。それが都合のいいところで、コロナについてエリートがやってきたことは完全にこのまんまである。2021年夏の【感染大爆発】が不発に終わった後、ニュースがする話はいよいよ頼りなくなくなる。一日に確認される感染者も激減し、「今日は東京で50人」とか「30人」とか言う始末。
 
その頃の新聞のデータを当時におれが撮っていたものを見せると、
 
画像:21年10〜12月のデータ
 
こうだ。全国どこでも陽性率は1パー以下。東京で日に六千くらいを検査し「今日は18人」などと言っていたのだが、実は千に3人の割でしか妖精がいない。
 
にもかかわらず〈監獄実験の看守役〉らは「可能性がある」と言い続ける。が、おそらく〈囚人役〉に甘んじてきたほとんどの人は、コロナをほんとに信じたことはたぶんないんじゃないでしょうか。信じるにはもともとすべてがあまりに荒唐無稽なうえに、学者の言うことがバラバラでしかも毎日コロコロと変わる。最初はまるで120メートルの怪獣に世界が丸ごと焼き尽くされるかのように聞こえた話がどんどん小さくなっていくし、それを語る者達が《自分は死なない》と思っていて《無駄と知りつつ民を救う努力は全力でしたのだ》という体裁作りをしているのが最初っからハッキリとわかる。
 
要するにオウム信者と同じであり、本気で信じている者達は気が狂っているようにしか見えない、という理由によって。そうでしょ。「ほんとなのかな」と思いながらもどうしてもテレビの話を信じ切ることはできなかったんじゃないですか。
 
ねえ。もちろん実際には、ウイルスが人を積極的に殺そうとすることなどない。ただ増殖しようとするだけのもので、人を人として認識しないし、毒を持ってもたまたまそれが人には毒というだけだ。
 
そして宿主に死なれたら自分達も死ねために、なるべくならばそんなものなど出さないように努めさえする。そんな性質さえ持つものなのだ。そうは言ってもそれは完全なものじゃないから強毒型がたまに生まれてしまったり、抵抗力の弱い者が死ぬようなこともあるけれど、風邪はもともとそういうものだ。肺炎になって死ぬ数が例年と同じか大差ないのなら、当事者には不幸であってもそれは個人の問題であって、社会的な脅威として取りざたすようなものではない。
 
それが常識のはずであり、大体が空気感染なのだったらマスクや衝立になんの意味もあるわけがない。
 
それが常識のはずなのだが、2021年暮れにテレビは〈オミクロン株〉などという言葉を新たに振りかざしてそんなものが発見され、コロナが明確に人類抹殺を意図して作り出した変異体なのだと言った。
 
そう言いながらもその患者など出ておらず、ほんとに発見されたのかどうかすらもはっきりしない、おれから見たら、
 
 
 
   「まるで座敷わらしだよな。それが本当にいるとしても、
    もう毒性も感染力もほとんど失い、ただ細々と命脈を
    保つだけになったようなもんとちゃうのか」
 
 
 
と思えるものであったが、この話はここで終えて次に続く。
 
作品名:端数報告7 作家名:島田信之