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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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紫に暮れる空 探偵奇談25 前編

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「風呂をわかしてくるから。伊吹くんから入りなさい」
「ありがとうございます」

紫暮がそう言って出ていったあとに、伊吹はしみじみ呟いた。

「おまえの兄ちゃん、ほんとかっこいいな…」
「だめだよ先輩!俺のほうがかっこいいでしょ!」
「あ、うん…そう…?(だめとは…?)」

恵麻が何を抱えていても、追い詰められて自分自身を否定することは悲しいことだと思う。そんな悲しい生き方を選ばなければいけない理由がなんであれ、救われて欲しいと伊吹は願った。




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