人生の織物
親と子 その１
親と子の関係はそれぞれで異なるが、まず我が家の場合を考えてみると、自分、娘たち、孫一人。それぞれが思春期に親に迷惑をかけている。子が親の心労、お金のことなど全く気が付かないというのが似ている。
特に親がどれほど心を傷めたのかなど微塵も自覚しておらず、それでも親は身を粉にして子のことを心配し、年月が経てば自分も親の立場になって行く。
どの家庭も同じかといえば、その真逆の親子関係も知っている。
勿論その場合でも大学を卒業させるまでは苦労して育て資金だって一人前になるまでは相当な額になったであろうが、自立した時点でせっせと親に恩返しをする子もいるようだ。そのような親子関係の場合は、親は育ててやったのだから恩返しをするのは当然という気がある。
全く他人の場合内幕はわからないが、各家庭では様々な苦労が展開されているのだろう。それでも子供を産んだ以上は仕方ないことで、産まなければそのような苦労をする必要もなかっただろう。