悠々日和キャンピングカーの旅:⑥びわ湖一周の旅(滋賀県)
気が付くと、もう夕暮れだ。ほど近くにある道の駅「マキノ追坂峠」に向かった。
そこには、多くのトラックが駐車しており、普通車の駐車場からはあまり離れておらず、トラックの掛け放しのエンジン音が気になった。加えて、南からは坂を上って来るクルマのエンジン音も気になった。このR161は北陸と京阪神を結ぶ幹線道路で交通量が多いことから、このうるささが夜遅くまで続くのではないだろうかと考え、この道の駅での車中泊を諦め、もう少し先の、R8沿いになるが、道の駅「塩津街道あぢかまの里」に向かうことにした。その頃からパラパラと雨が降り始めた。
道の駅に到着してから直ぐ、駐車場内のベストなスペースにキャンピングカーに停めた。ただ、数台分のスペースの向こうに、エアコンを作動させたまま停まっている乗用車が気にはなったが、そのまま車中泊しないことを望んだ。
旧友のおもてなしの昼食で腹一杯になっていたため、今は、それほどの空腹は感じず、ソーセージとピザの軽い夕食で十分だった。旧友との再会で、5時間も楽しい時間を過ごしたせいか、今日は殆ど疲れておらず、昨日と今日の二日分の旅のメモをPCに入力し、初めてだが、明日の旅程を考えてみた。
バンクベッドに横たわった時、少し暑さを感じたので、ベッドの横の両側の小窓を、雨が降り込まない程度に少し開けてすぐ、眠りに就いた。
今日の「歴史探訪」は、具体的な場所の訪問はなかったが、「急がば回れ」の語源の意味を、その発祥の地で知ったことは有意義だった。
作品名:悠々日和キャンピングカーの旅:⑥びわ湖一周の旅(滋賀県) 作家名:静岡のとみちゃん