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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑤山梨県の旅(白州、河口湖)

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 それほど混雑していない駐車場に入ると、キャンピングカーが1台停まっていた。その隣のスペースは空いていたが、何故か、そこには駐車せず、少し離れたスペースに停めた。駐車場の端では、大型バイクのライダーがひとり用のテントを張っていた。
 道の駅の横にはスーパーがあり、閉店時間の直前で、「蛍の光」の曲が流れていた。夕食用に大急ぎで、地元の食材を購入した。その中に、即買いしたボイルホタルイカとその醤油漬けがあり、地場のものでなかったが、好物なので仕方がない。

 この道の駅は、R20に面しているため、そこを走るクルマの音が気になっていたが、やがて交通量は少なくなり、静かな夜になった。夕食は、ボイルホタルイカ、ウィンナー、高菜チャーハン。そして、この道の駅の名物の、こんこんと湧き出す「南アルプスの水」で淹れたコーヒーで締めた。

 夕食後は少し寒さを感じたため、FFヒーターでダイネットを温めた。そういえば、道の駅のトイレは暖房ユニットが据え付けられており、静岡では殆ど目にしないものだったので、手を近づけたり、触れてみたりと、好奇心がくすぐられた。
 夕食の後、明日のスケジュールについて妻と会話したところ、先ずは、この白州あたりを見て回り、富士五湖を見物して、帰路に着くことに決まった。そして、私はバンクベッドで、妻はダイネット、いつものパターンで就寝した。

 夜中、少し向こうで車中泊している普通車の、暖房ヒーターを作動させるエンジンの強弱が繰り返す音で目が覚めた。
 その人を注意するほどの勇気はなく、注意した後に何かが起きるかもしれないと考えてしまうと、何もしないままがベターなのだろう。駐車場内で車中泊する人は、他のクルマに迷惑を掛けないように、マナーを守って欲しい、それに期待するしかないのか? ただ、大型の長距離トラックはほぼ全車、エンジンを掛けっ放しだが、トラックの駐車エリアが普通車のエリアから離れているのが幸いだ。
 そんなことを思いながら、エンジンの強弱の音が少々気になりながらも、再び眠りに入った。