新しい出会い
その8
台風一過で良く晴れた秋日和の昨日、これといった用事もなかったので彼女を誘って気晴らしさせようかという気になった。
電話を掛けたら、うれしい!という返事だったので早速昼前に迎えに行って目的地の山里へと向かった。彼女は自分で呆けていると言うのだが会ってみるとそれほどでもないが、この前のことがあるので亦行き違いがあってもとの思いで迎えに行ったのだ。
旦那様の介護と葬儀、初盆などで病院行き以外は楽しむことも無かった彼女なので、郊外の景色を見ながらのドライブはとてもうれしかったようだ。
道の駅でお弁当を買って、館の外に誂えてある日除け付きのテーブルでおしゃべりしながら食べた。今回は主に私がネットの中で経験した奇妙なことを話した。他の友人たちにはネットでの交流の話はしないのだけど、珍しいことだったので話したら彼女もびっくりして、一つの慰めになったようだ。
お弁当を選んでいるとき、これにする?あれにする?といちいち聞くので珍しい人だなと、お弁当を買うのも人と相談して買うの?というと、そうだという。洋服もだそうだ。
そういう点では私と真逆なので以後、そこんところは巧くスルーしなければトラブルが起きてはいけないので、しかとインプットした。