続々 神ってる(Aino SPINOFF 3)
其の㉕ お供え
お盆の前に愛音の自宅に寄った時、時期だから仏壇に手を合わせさせてもらうことにした。すると亡くなったお母さんの位牌の前に、ロウソクと線香を用意してくれてたけど、その中央にマヨネーズであえたようなものが供えてあった。
「ん? これ、何?」
「お供え」
「うん。何、これ?」
「急だったもん、それしかなかったの」
「だから、何?」
「タルタルソース」
「え?」
「紅生姜と迷ったんだけど、タルタルソースの方がおかずになるでしょ」
「なるか!」
チーーーーーン・・・
作品名:続々 神ってる(Aino SPINOFF 3) 作家名:亨利(ヘンリー)