悠々日和キャンピングカーの旅:②朝霧高原と富士五湖
■3泊4日の旅の序章(イントロ)
キャンピングカーを購入した3週間後の11月末、妻との伊豆半島への1泊2日の旅が「キャンピングカーの旅」のデビューだった。そこには期待以上の“わくわく感”があり、そもそも興味があった「キャンピングカーの旅」を広く、且つ深く知りたい気持ちが高まり、その後も、妻とのふたり旅や、妻が用事か何かで来られない時はひとり旅で、経験を重ねた。
その中で、旅の準備不足で忘れ物をしないようにと、「準備リスト」なるものを作り始めた。
旅が終わる都度、そのリストのメンテナンスをしている内に、「前日までの準備リスト」と「出発当日の準備リスト」、そしてキャンピングカーを走らせる直前の「点検リスト」の3つリストに進化、充実していった。
加えて、旅が終わった後、キャンピングカーを掃除したり、片付けたり、メンテナンスしたり、それらをまとめた「片付けリスト」も作成し、次の旅がマイナススタートにならないように工夫した。
以上のリストはまだ完成していないが、完璧な内容に向けて、作り上げていきたい。
これまでは1泊2日の旅ばかりで、それ以上の、例えば3泊4日の旅に対してはある“不安”があった。それが実際に起きてしまうならば、どうすればよいのか、その対処方法が分かれば、例えば1週間ほどの旅にも出掛けられるのではと。
その不安とは、サブバッテリーの充電容量が低下し、電気製品が使えなくなってしまう事態のみならず、電動の水中ポンプが回らなかったら水が出ない、ガスの電磁バルブが作動しなかったらガスコンロも使えなくなってしまうことだった。
サブバッテリーはキャンピングカーの走行中に充電される。そのしくみは、キャンピングカーのベース車「カムロード(トヨタのダイナ)」のオルタネーター(発電機)で生成された電気(12V)は先ず、メインバッテリーに充電され、満充電になった後に、サブバッテリーに充電されるという順序になっている。一方で、屋根に取り付けられているソーラーパネルで発電された電気(12V)は全てサブバッテリーに充電される。
従って、もし1日の走行距離が短く、その日が雨天だったら、サブバッテリーへの充電量は少なく、家電を使用できなくなる可能性があり、それが怖かった。
その根本的な対策は外部電源への接続だが、道の駅での車中泊では無理だ。RVパークやオートキャンプ場の100V電源付きのサイトならば充電は可能だが、充電のためだけの駐車代はもったいない気がする。また、発電機を搭載すれば充電はどこでも可能だが、夜間に使用するならば、その騒音が他の方々に迷惑を掛けそうだ。
一方で、キャンピングカーの仕様レベルの向上を考えると、充電容量の増量ならば、サブバッテリーの追加、発電量を増やすならば、ソーラーパネルの追加等の対策もあるが、ただ増やせばよいのではなく、回路等の見直しが必要になるのかもしれない。電気知識が乏しい私にとっては手が出せない。
以上の替わりに、ポータブル電源の持ち込む方法もあるが、その適正な大きさの検討も必要だが、まだ進化の途中で、その容量の増加や価格は安くなりそうな気がするので、買うにしても、もう少し待った方が良さそうだ。
いずれにせよ、サブバッテリーの充電残量が少なくなり家電が使えないという事態に直面した時、どうなるのか、どうするのか、出来れば回避したいのだが、まだ具体的な対処方法は分からず、対策の要否も分からない状況だ。
「キャンピングカーの旅」にデビューしたものの、まだまだ知らないことが多いのが現状だ。
作品名:悠々日和キャンピングカーの旅:②朝霧高原と富士五湖 作家名:静岡のとみちゃん