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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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続 神ってる(Aino SPINOFF 2)

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其の⑬ 噛んで飲む



 愛音がジュースを飲みながら、なぜか口をモグモグしてる。
(何か食べてるのかな?)周りを見ても食料なんか何もない。
また一口ジュースを飲むと、また口をモグモグさせる。
「ねえ、なんで口を動かしながらジュース飲んでるの?」
「え? 私そんなことしてる?」
「うん。何か食べてるみたいに」
「何も食べてないよ」
「じゃ、もう一回飲んでみて」
愛音がもう一口飲んだが、今度は普通に飲み込んだ。
(あれは一体何だったんだろ?)って思ったけど、(たまたまかな)ってことで片付けた。
 別の日、愛音がサンドイッチをごちそうしてくれた。私がサンドイッチ好きだから、よく作ってくれて優しいとこあるんだ。それを食べてる時に、「これおいしい」とかどうとか、おしゃべりするでしょ。その時、顔を見ながら話していたら、愛音が牛乳を一口飲んで、また口をモグモグした。
(口にサンドイッチが入ったままか)って思ったけど、ゴクリと牛乳を流し込むと、その後もう一度、牛乳を口に含んだら、またモグモグしだした。
「今またモグモグしてたぞ」
「あれ? そう?」
「なんで飲む時にそんなことするんだ?」
「ああぁ、お・も・い・だ・し・た・・・」
「何を?」
「お母さんが、牛乳はよく噛んで飲めって」
「牛乳を噛んで? どういうことだろ?」
「まだ小さかった頃、冷たい牛乳を飲むとお腹が緩くなってたんよ」
「ああ、なるほど。つまり口の中でしばらくモグモグすれば、冷たい牛乳が温まって、お腹に優しいっていうアイデアかぁ」
その時の言い付けを、30年以上も忠実に守ってきてたのか。