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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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「オオカミ婆ちゃん」なのか

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 残された猫と私はいつもの生活に戻った。
猫は私から財産を分けてもらうより、毎日の鰹節を少し増やしてほしい、と言っているようだった。〈私だって、すぐあの世に行くわけでもあるまい。面倒なことはゆっくり考えることにして、今日一日を猫のように気ままに過ごしてゆこう〉

 月曜日の仕事は終わった。
お昼は、切り餅をノリで巻いて食べよう。
夕方からは、のんびり相撲で、阿炎の応援でもしようか。
もし優勝したら、師匠の寺尾はどんな顔で喜ぶのだろうか?