小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「オオカミ婆ちゃん」なのか

INDEX|34ページ/82ページ|

次のページ前のページ
 

「そうですね。今の税制ですと、相続税ギリギリというところですね。」
〈意外に少ない。オレオレ詐欺に引っかかったんじゃないだろうか?〉

「そのほか、絵や骨董品がなければ、計算は難しくないですよ。ヤブ田先生のところは、ご兄姉皆、仲がよろしいでしょうから、問題は起きないと思いますけど」

「そうですか。ありがとうございました。世の中ではよく、相続は争族なんて言いますからね」
私はどこかで聞いたことのある言葉を、知ったかぶりに言った。(彼女は微笑んでいたが、ヤブ田も意外に物知りだと見直しただろうか?)

 調子に乗って私は言った。
「もう一つお聞きしたいことがあるんですけど」