恩寵と秘蹟の物語:文芸学夜話:ホフマンと幻想怪奇小説
挨拶でいえば Guten Morgen などは Good morning!ですし、グーテン・モルゲンと云いますね、また、 Gute Nacht!は Good night!で、 発音はグーテ・ナハトゥです。・・これを聞いて、すぐ分るでしょう。」と云うと、
美沙希は白い歯をみせていった。
「あら、そうね、よく似ているわね、わかりやすいのね」
「ええ、ですがね、似ていても響きが あまりよくない語彙もあるんですよ。例えば、soupは Suppeズッペと砂を噛むような発音ですし、groupは Gruppe グルッペなどという。・・
また、スペルが似ていても、発音が異なるものもありますね。例えば、nameこれはNameナーメとなりますし、Japanは Japan で、ヤーパンといいます。 また bureauブュローは Büroとつづり、発音は おなじでも、スペルが異なるというのもある。・・
それに、ドイツ語は文字を幾つもつなげて一つの単語にしているのも多い。
例えば、Fremden-Verkehrs-Buroなどは最初は長い語彙だと思うが、何のこと
はない、三つの単語が一つになったのと分かれば、簡単に覚えられますからね。・・」
ですから、ドイツ語を学びながら、英語を学びなおしているということにもなる。それを意識していると、同時に学んでいることにもなります・・」
*- * ))-
「それでは、ちょっと、こんな場面を想定して、短い会話なんて どうでしょう・・」というと、道之助はすらすらと、Unterhaltung を口にした。
Herr Wacht-meister, wo ist der Dom, bitte ? -1.
--;Der Dom ist nicht weit von hier.
Geradeaus ,dann links, -2.
--: Wie bitte, -3.
---:Geradeaus ,dann links. ..
Sie sind fremd hier ,nicht wahr? -4.
--;Ja,
--- :Woher kommen Sie ? -5.
--; Ich komme aus Japan. -6.
---:Ach so, Sie kommen aus Japan.
Dann, Viel Genügen!. -7.
--:Danke ,Vielen Dank. -8.
---:Auf Wiedersehen! -9.
--:Wiedersehen ! Herr Wachtmeister.
「どうでしたか、いきなり、云ってみましたが、これから、分かりやすく、
述べてみますが、初めて訪れた人がケルンで警察官に道案内を聞いた場面なんですよ。・・」と道之助は言った。
*- )))--
「それでは、手始めに、簡単に英語に直してみますね。それで意味は直ぐにつかめますから。読み方や発音、抑揚など詳しくは その後にして・・。
1.はこんな感じです。--:Excuse me, Where is the Köln Dome ?
2.はこんな感じでどうでしょう。---: --
The Dome is not so far away from here.
Go straight along this street and turn left,
3.はこんな感じで---: Beg your pardon.!..
4. ---: You are stranger here, ?
5. ---: Where do you come from ?
6. ---: I come from Japan.
7. ---;...Have a good day !
8. --- Thank you, Thank you so much.
9. ---: Good bye !
* - (((--
こんな時間を過ごしていると、ドアが開いた。と思うや、照先生の明るく元気な声が響いた。
「ただいま、あら、どなたか いらっしっているの、美沙希さん・・」
「先生、お邪魔しています。お留守に上がり込んでいて、失礼しました。」
「いいわよ、お元気?..」
「先生、あたし、ドイツ語教えていただいたのよ、無理を云って。・・」
「そう、よかったじゃない、よい機会だったわね・・」
「あたしには、初めてで、ちょっと、難しかったわ。・・でもね、教え方とても、お上手なの、たのしかったですもの・・」
美沙希さんは明るい声で先生と話し始めている。
道之助はそこに割り込んで云った。
「そろそろ、おいとまさせてもらいます、先生」
「あら、いいじゃない、久し振りなんだから、もっと、ゆっくりしてゆきなさいよ。夕飯でもご一緒に、どう・・」
「いえ、今日は、・・ちょっと、調べものもありますし、・・」
「また、おじゃまさせてもらいます。先生がお暇なときに・・」
*- )))-- Fortsetzung :
* 創作 :大学時代 :School days: ))-
Universität Zeit: --
Oh, it is rare ! The weather may change in the evening.
If that is the case, let us go have a cup of tea ,shall we? said
Michinosuke . When the fifth and sixth period lectures were suddenly cancelled, he called out to Sawada, who was still nearby.
Unusually on that day, the bell announcing the start of the class rang, and after about 15 minutes ,the young German lecturer had not
appeared . The classroom was buzzing with conversations.
Among them, there was a person who shouted loudly that the class was cancelled ! ,that the class was cancelled ! Then everyone was