左端から見れば全部右寄り Part 8
5.平和ボケもほどほどにしておかないと……
このところプーチン大統領の顔を見る機会が増えましたが、何か顔が変わっていません? いや、影武者だとか言うのではなく、以前のような眼光鋭い感じが薄れて少しボーっとした感じに見えるんです。
まさか認知症が始まったんじゃないでしょうね、69歳のはずですからまだ早いと思うんですが、65歳くらいからはリスクが高まるそうなので……。
もしそうだとしたら、恐ろしいですね、何をしでかすかわかりません。
そして、それを止められない独裁国家の怖さも……日本の近くには独裁国家が他にもありますからね……。
ところで、そのロシアのウクライナ侵略について、思った通り、レフトサイドからは色々な声が聞こえてきました。
まずは共産党の志位委員長から。
【仮にプーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略が出来ないようにするのが憲法第9条なのです】
それ、ロシア国民に言ってくださいな、同様の憲法を何故持たないのかと。
そしてプーチン大統領にも言ってあげて下さいな、『なぜあなたは9条の精神を理解できないのか』と。
前にも書きましたが、私は9条の精神は崇高なものだと思います、ですが、惜しむらくば同様の憲法を持っている国はほぼ皆無です。
少なくとも主要な国と核保有国は全てが同様の憲法を持たなければ、日本だけが戦争を放棄しても意味はありません……侵略戦争にはいかなる理由があっても反対ですが、防衛はまた別の話です。
この志位委員長の発言には『防衛』と言う観点がすっぽり抜け落ちてますね。
そもそも『侵略戦争もOK』とするような改憲を日本国民が許すはずもないのです、従って日本にはプーチンのようなリーダーが生まれようがありません。
志位氏としては、ことさらに戦争に対する恐怖を煽って日本を丸腰にしておきたいんでしょうね。
次に在大阪中国副領事の言葉です。
【弱い人は絶対に強い人に喧嘩を売るような行いをしてはならない、仮に強い人が後ろに立って応援すると約束してくれてもだ】
思いっきり本音です、要するに「日本はアメリカが後ろ盾になると約束してくれても、わが国にたてつくんじゃないぞ」と言うことですよね。
中国はこの戦争の行方を注意深く見守っていると思いますよ、で、「アメリカは動かない」と見定めれば、尖閣諸島や台湾への侵略のタイミングを計り始めると思います。
侵略を計画し始めるんじゃないですよ、それはもうずっと前からやりたくてウズウズしているんですから。
唯一の気がかりが消えれば後は『いつやるか』だけでしょう、いつ『今でしょ』となっても不思議はありません。
現実のところ、アメリカを始めとして軍を派遣してウクライナを支援する国は出て来ていませんね、武器供与や資金援助、せいぜい義勇部隊にとどまっています。
しかし、各国ともにかなり踏み込んだ経済制裁を実行に移しています、自国の不利益になることも厭わないレベルで……おそらくはロシアの想定を超えているでしょう。
結果、戦況はウクライナの予想以上の抵抗もあり長引きそうな気配になっていて、ロシアにとっては負けに等しい結果に終わる可能性が大きくなって来ています、そうなればプーチン大統領の失脚は免れないでしょうし、ロシアの社会体制が大きく変わるかも知れません。
中国はこれをどう見ているんでしょう。
プーチン氏は核の使用をほのめかしていますが、私はこれを相当追い詰められている証左だと見ます。
安倍元首相からはかなり踏み込んだ発言がありました。
【アメリカとの核共有について、国内でも論議すべき】
今はもう総理と言う立場にないからこそ、ここまで踏み込めるのかもしれませんが、現状核を保有しておらず、事態がひっ迫していることを考えれば、アメリカから核を借りるというのは非常に現実的な手段だと思います。
先ほどの中国副領事の言葉からして、中国も侵略の意思を隠していませんし、もしここからロシア軍が総力を挙げて勝負に出ればウクライナは持ちこたえられないでしょう。
経済制裁だって無期限に続けられるとは思えません、ロシアはエネルギーの供給源ですからね、ロシア経済の一時的な衰退ならば中国が支えるかもしれませんし、ひょっとすると強力な同盟が出来上がる可能性だってあります。
そうなったら日本は沖縄方面だけでなく、北海道も守らなければならなくなりますよ。
この安倍発言を、岸田首相は一刀のもとに切り捨てています。
【非核三原則を堅持するという我が国の立場から考えて認められない】
だそうです。
確かに日本人には核に対して強い嫌悪感を持っています、ほとんどアレルギーと言ってもいいくらいの……私とてそうです。
ですが、ウクライナは核を放棄し、軍縮を推進した結果、今現在侵略を受けています。
もし核を手放さなかったら……おそらくウクライナの人々は今日も安全に暮らしていただろうと思います。
ウクライナ軍、ウクライナの人々は非情に勇敢に、粘り強く戦っていると思いますが、 近い将来、日本が同じような状況に置かれたらどうでしょうね?
その時ですら戦わずに降伏することを声高に主張する人々はいるでしょうし、自衛隊の応戦にすら異を唱える政治家やマスゴミは後を絶たないのではないか?
私はそう危惧しています。
実際、政治家以外からもそのような声は聞こえて来ています。
サッカーの本田圭佑選手、彼は一時ロシアのリーグに所属していたことがあり、ロシア通だと思うのですが。
【最初から協議を申し出ていたら、余計な犠牲者は出なかったかもしれない】
相手が侵略の意思を明確にしている場合、戦わずして臨む『協議』は無条件降伏とほぼ同義語でしょう、銃の安全装置を外し、引鉄に指をかけている相手に対して話し合いは通用しません、大人しく白旗を挙げるか応戦するしかないのです、人間なら逃げると言う手もありますが、国は逃げられませんから。
つまり、『戦うよりも降伏してしまった方が良かったのに』と言っているわけです。
『余計な犠牲者』と言う言い回しも引っかかりますね、国を守ろうとして命を落とした人に対してあまりにも敬意を書いた言い回しだと思います。
空爆などで亡くなった民間人を指していたとしても『余計な』の一言は、それこそ『余計』です。
ロシアを擁護するかのような発言も目につきます。
まず当事者たるロシアの国連大使の演説から。
【ロシア軍はウクライナの市民に対して脅威を与えておらず、また、民間地域に砲撃などは行っていない】
よくぞここまで白々しい嘘をつけるものだと思いますよね。
一体いつの時代に生きているんでしょうか? スマホがここまで普及している現代では写真や動画付きでいくらでも発信できるのです。
未だに『大本営発表』が通用するとでも?
親露で知られる、維新の会・鈴木宗男議員。
【ロシアの方が一般市民を一人でも犠牲にしてはいけないと慎重、ウクライナは銃を置くべき】
作品名:左端から見れば全部右寄り Part 8 作家名:ST