小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

泡の世界の謎解き

INDEX|1ページ/26ページ|

次のページ
 
 この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、設定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和四年一月時点のものです。今回の小説で、お店が出てきますが、たぶん、シークレットな部分があるはずですが、小説の展開上、どうしても、作者が都合よく考えたシステムになっていますので、実際のお店とはまったく関係ありません。

               性風俗特殊営業

 風俗営業法では、店舗型の生風俗店の営業時間というものは決まっていて、午前6時から、午後23時59分までということになっている。だかあ、入店に関しては、ラスト枠の終了時間から逆算し、お客様の要望時間が、終了時間を超えないように設定するのが、基本になっている。
 つまり、お客さんが、60分コースをご所望であれば、23時までの入店になる。80分コースを所望であれば、22時40分以降の入店はできないか、あるいは、コースの時間を短く設定してもらうかの、どちらかになるだろう。
 厳密にいえば、受付を済ませ、女の子がお客を迎える準備をするための時間も必要である。だから、それを加味した時間を設定しなければならず、そうなると、入店時間はもっとさかのぼることになってしまう。だから、基本的に、ソープランドのようなお店では、23時20分以降の入店はありえないということになるだろう。
 もっとも、これらの営業時間は、基本、自治体によって違う。つまり、都道府県で違う場合もあるということだ。しかし、風俗営業法においては、深夜時間帯というものを規定していて、それが、午前0時から6時までをいうのだが、深夜時間帯は、基本的に、店舗型の風俗営業を禁止しているところがほとんどだということである。
 生風俗営業でも、ラブホテルであったり、デリヘルのような、出張型であれば、その限りにはなく、いわゆる、
「店舗型」
 といわれる、
「デリヘル」
 などに対して、
「箱ヘル」
 などと呼ばれるものが、店舗型といわれるのだ。
 デリヘルというと、客が店舗受付に電話を入れ、ホテルや、自宅を指定して、女の子に出張してもらうというものなので、ラブホテルなどは、デリヘルに利用されることも結構ある。だから、ラブホテルを男性一人で利用する場合は店の人から怪しまれることはない。
 これは、昔からであったが、基本、男性一人の利用はいいのだが、女性一人というのは、店が気にして、受付を済ませての入室の場合は、断られることもあったようだ。今のように、無人のロビーのタッチパネルで部屋を予約し、誰に遭うこともなく、部屋に入るシステムになっているところは、断るに断れなかったりする。その場合、監視カメラなどで怪しいと思えば、いつでも警察を呼べるようにしているかも知れない。
 女性一人が敬遠されるというのは、
「自殺を疑われるからだ」
 といわれている。
 実際に、昔のラブホテルでは、女性の自殺が流行ったことがあったので、特にモーテルのようなところは、今でも気にしているところもあるのではないか。今と昔で、ラブホテルを利用する客層や、その目的も結構様変わりしているので、いつもいつも自殺を疑うのは考えすぎなのかも知れないが、昔から、ラブホテルというと、健全なカップルだけではなく、不倫や淫行、さらには売春に使われているのも事実だろうし、薬物使用であったり、美人局のような、本当にリアルな犯罪というのも、昔と変わっていないだろうから、どんなに部屋が7様変わりしたりしていても、気を付けないといけないことに変わりはないだろう。
 ただ、風俗営業法は、結構ちょくちょく変わったりしているので、経営者もそれについていくのも大変ではないだろうか。従業員の女の子も、どこまで周知しているかということも、問題であろうから、店側のスタッフは、自分もさることながら、女の子にも周知させなければいけないのだった。
 そして、全国の大都市には、ある程度の場所には、歓楽街と呼ばれるところがあり、sこには、酒類提供の飲食店をはじめとして、キャバクラ、スナックなどのような接待型の各店舗が存在している。
 マンションに似た建物の雑居ビルに、一階部分にそれぞれの店の宣伝ように、壁に組み込み型になった看板が設置されていて、何階にどのようなお店があるのかが、そこで分かったりするのだ。そういう店は、スナックやバーなどがほとんどであろうが、中には秘密クラブのような店もあったりして、そういうところは、たいていが高級なお店で、会員制だったりするのではないだろうか。
 警察も、そういう店は警戒している。時に、風俗営業法が取り締まっているものに、
「売春と、賭博」
 というものだという。
 秘密クラブのように、会員制であったりする高級店は、会員には、会社の社長や会長、さらには政財界のお偉方などが会員として所属していたりする。
 作者もそれ以上の詳しいことはよく知らないが、テレビのサスペンスドラマなどで出てくるような、秘密クラブを想像してしまう。いくら会員制であっても、会員同士も秘密保持のため、目のところに仮面をしていて、顔が分からなくしている場合も少なくはない。
 もっとも、今の時代は、
「このご時世」
 ということで、皆マスク着用が基本的なマナーになっていることで、アイマスクの必要はないかも知れないが……。
 さて、そこまでして、自分の身分を隠しながら、どのように楽しむのかというと、やはり考えられるのは、
「売春行為」
 であったり、
「賭博場」
 というイメージではないだろうか。
 賭博場であれば、どこか地下室のようなところがあって、そこで営まれていたりするだろう。
 売春にしても、賭博にしても、犯罪としては、それだけでは済まない可能性もある。一番考えられる犯罪としては、
「麻薬取締法違反」
 ではないだろうか?
 そのために、お金持ちでなければ、務まらないということでの会員制なのであろう。売春にしても、賭博にしてもかなりの金銭の授受があるのだろうが、麻薬ともなると、中途半端ではない。何しろ、
「暴力団の資金源」
 になるくらいだからである。
 昔に比べて、暴力団も様変わりしたかも知れないが、基本的な資金源に変わりはないだろう。
 それを思うと。高級クラブの会員制という店は、庶民の関わるところではないということだ。
 ただ、賭博にしても、売春にしても、必ずしも、すべてが禁止というわけでもないだろう。
 賭博というと問題がありそうに思うがギャンブルというと少しニュアンスが変わってくる。
 競馬、競輪、競艇などのような公営ギャンブルというのも存在する。
作品名:泡の世界の謎解き 作家名:森本晃次