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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座

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 貧血の原因にはいろいろある。
一番多いのは、「失血性貧血」。出血で血が減ってしまう場合だ。
お金でいうと、飲み会が続いたり、結婚式、葬式が重なり、マージャンで大負けして起こった「金欠」にあたる。

 次に、「再生不良性貧血」。骨髄の働きが悪いため、血が作れなくなった貧血だ。貧血の中で、もっとも治療が難しい。
家計に喩えれば、一家を支える大黒柱の稼ぎが悪いため「再生不能性の金欠」になった状態と考えられる。
よほど本腰入れないと、立ち直れなくなる。

 そのほか、「溶血性貧血」がある。
せっかく作られた赤血球がもろいため、すぐに壊れてしまう貧血だ。
年末ジャンボで大金が当たっても、身につかずに、もとの金欠に戻るようなケースである。

 最後に「二次性貧血」がある。感染症やガンのために、貧血が起こる場合だ。
骨髄ではまともな血液が作られ、出血もないのに貧血になる。

 これはどう言ったらいいのだろう。
例えばの話だが、真面目に働いて一定の収入はあり、特に浪費もしないのに、何となくいつも貧乏しているような状況である。
周囲にそういう原因がないか、一度はチェックしてみることも必要である。

 貧血にも金欠にもさまざまな原因があり、対処の仕方も異なることを、ガッテンしていただけたでしょうか?