ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座
糖尿病
戦争中、日本に糖尿病はほとんどなかった、といわれる。
戦後、食生活の欧米化が進んだため、糖尿病は国民病になった。
もし日本が戦争に勝って、アメリカが日本化されていたら、世界中の糖尿病は無くなっていたかもしれない。
糖尿病は、1型糖尿病のように、ウィルス感染や自己免疫異常が原因になることもあるが、大部分の2型糖尿病は、摂取カロリー過剰の贅沢病といえる。
低カロリーであるほど、糖尿病になる危険は少ない。
「水飲んでも太る。」
という人が時々いるが、そんなことは絶対ない。
水にはカロリーがないからだ。
日本人はもともと粗食に耐えてきた民族である。
いい生活に慣れていない人種なのだ。
欧米人と違って、カロリーをとり過ぎると、糖尿病になりやすい体質である。
私が糖尿病にならないのは、日本人の体質(と財布)に合わせて、贅沢しないためだ。
作品名:ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座 作家名:ヤブ田玄白