冬の思川
別れなのだろうか
君からの言葉が僕に届かない。君の言葉は凍てついてしまったのだろうか。朝日に当たれば、少しづつ溶けだしてはくれないだろうかと、僕は期待する。あるいは、溶けた言葉は北風に僕とは反対の方角に飛ばされてしまったのだろうか?
僕はいろいろ考えこんでしまう。無理。ただそれだけのことだったのかも知れない。不自然な関係。それを知りながら、愛を感じてはいけないとも知りながら、愛を求めていたのだから・・・・
冬の思川の水は流れているのだろうか、そんなことを僕は思ってしまう。このまま、このまま、流れの止まったままで、きみとぼくの関係は終わるのかもしれない。