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森本晃次
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novelistID. 62889
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クラゲの骨
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このような、普段は遭うことのないであろう二人を会わせることは、あり得ないという物事のたとえとして考えるならば、そこでクラゲという動物をたとえに出すのは、反則ではないだろうか。
それを思うと、三すくみのような三人の関係。そして、男だけの中で育った村の出身者と、女だけの中で育った村の出身者が出会うという、
「あり得ない場面を演出した私は、本当のクラゲだということになるのではないだろうか?」
とみきは、考えていたのだった……。
( 完 )
94
作品名:
クラゲの骨
作家名:
森本晃次