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第四話 くらしの中で

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その二


先日、小学校からの同級生の男子がラインを繋いで欲しいと言って来た。
彼は私のことを優秀な人だと言い、私も先方は実直で優秀な人だと思っている。

ラインを繋いでからは毎日早朝に簡単なメールが来るようになった。
そのことを前述の女性に話したところ、開口一番に、「なんで毎日メールを書く必要かあるの?」「私は子供に用事があるときだけ電話を掛ける」といきり立って言われた。

「私はもうこの20年ほどはネットの世界に入ってるからそれが普通なのよ」と言うと、わからん、わからんと言い、笑い飛ばされた。その一方で、対人関係のアドバイスは怒られながらしっかり拝聴したが・・。

自分にはできないことだけど、少しでも彼女の意見を参考にして、面倒なことに巻き込まれないようにしようと思ったことだ。


作品名:第四話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子