端数報告4
まあ素人考えだがね。そしてこれが正しいとすれば、やはりマスクや密を避けるだなんてことにたいして意味はないとわかる。家に籠るより外に出て日に当たる方がいいわけなのだ。
お年寄りなんかは特に。まあ素人考えだが、それが健康的な生活っていうもんだろう。違いますか。国であれなんであれ、完全に間違ったやり方を勧めていたわけなのですよ皆さん。
でもって今年1月の分を見ようか。前回も見せたけれどもあらためて、これは毎週のものを並べる。
画像:1月のデータ
こうだ。妖精の割合が、最初は確かに高くもあったようだけど見る見る落ちていたのがわかる。報道では全然こんな感じじゃなかったけどね。
で、最後には5.8パー。前回おれはこれはウイルスが入れ替わる時期だったということじゃないかと書いたが、やはりそれが正解かもな。毎年この時期、風邪のウイルスが前年のものから新しいものに入れ替わっててこのときも、それをやってただけなんだろう。「変異型が見つかった、変異型が見つかった」とバカのひとつ覚えに吠え立てるやつがよくいるが、意味がわかって言ってるやつなど中にひとりもいるわけがない。
変異型って何がどう違うんだ。ザク、グフ、ドムにゲルググといったところならまあそれなりにリアルに見えるしカッコいいと思えるが、間に一度だけ出てくるゾックとかアッガイとかザクレロみたいなやつを言うのか。
訊かれてちゃんと答えられないのなら「変異型」だとか言うなよ。ウイルスの変異型自体は常に無数に生まれていて、その多くはたいした害がないのだけれど、ごく稀に出る人間にとって厄介なのを〈新型〉と言う。ザクとは違うのだよ、ザクとは。まあそうでもあるのだれど、別にその変異型を、
「それはつまりグフの特別強化型ということですね?」
などと思ってしまってはいけない。だからウイルスは別に人を殺そうと思ってるわけじゃねーんだよ。〈彼ら〉にとって宿主は死なれちゃ困る存在だから、〈スペツナズ〉とか〈ビジランテ〉とかいうような殺し屋部隊を作り出して志村けんを暗殺に送る、なんてことはしないんだよ。
そこを間違えるんじゃねーよバーカ。「変異型」なんてことを言うのはほんとにどうしようもねえ。てわけで、前回5月の分を見せたから、次に間の2月から4月のデータを見るとしようか。
画像:2・3・4月のデータ
こうだ。2月に3.2。3月に4.2。4月に8.7か。
4月末に増えてはいるが、前回見せたように2週後5.8になるから、別に気にするものでもあるまい。せっかくの5月連休に外に出ないで家に籠るようなことをするから、妖精が増えてしまうんじゃないのか。
ってのは冗談だが、それより2月の3.2だ。妖精率がここまで落ちているというのに死者が一日70人とか出てたってのは、やっぱりこれもおれが前に書いた通り、冬だというのに必要以上に換気したり、それどころか夜に窓を開けて寝たり、冷たい水で肘までジャブジャブ洗ってたような人間が体を冷やして発症してたということじゃないのか。人の愚かさが出さなくていい余計な犠牲をわざわざ多く出させていたのさ。
――と、そんなところで最後に前回、おれはここに朝日新聞をとってる方は最近の日曜の刊をご覧くださいと書いたが、図書館にはもちろんある。そこで今回それも一緒に見てみたんだが、どういうわけか、7月25日の分にはこのデータが載ってなかった。
「あれれ。なんで?」
と思ったけれどその前のには載っていたので、これもトイレに持ち込んでみた。11日と18日の記事を見せよう。
画像:最新のデータ。
こうだ。ちなみに、これを撮ったのは先月末で、その後図書館に行ってないので8月最初の日曜の分をおれは見てない。
で、6月最後の週に5.2で7月アタマが6.2か。さらに確定はしていないけどその翌週に7.6と増加傾向にあるようでもある。
ひょっとするとその後さらに、増えているということもある。もちろん。だけど、どうだろうな。確かこの7月に、雨が降ったりやんだりが10日ばかりも続いたことがあったような憶えがあるが。
それがこのころじゃなかったかな。だから日光消毒がなくて妖精がちょっと増えたというだけの話なのかもしれないよ。いずれにしてもこの程度を〈感染拡大〉とか〈感染爆発〉と呼ぶのは片腹痛いと言うもんじゃないかな。
テレビは「感染拡大」に「感染爆発」とわめき続けてきたけど実態はこうだったのだ。1月初めの《2447》の時だって実は平均の倍程度だし、それ以外はずっとずっとほぼ横這い。それをハッキリと示したところで今回は終わりとしましょう。それではまた。