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銀行強盗のしかた教えます
https://books.rakuten.co.jp/rk/94423311ab9c31ce9d6fe924d0dd760c/?l-id=search-c-item-img-03
 
これを書いた後だったからね。その後に双葉社の新人賞にも送ってみたがこっちも一次選考止まり。2008年の〈小説推理〉を見れば一次だけ通過した中に、
《島田信之 銀行強盗のしかた教えます》
の記載を確かめられるが双葉社に問い合わせるしかないだろうな。
 
ちなみにこのときの受賞者は、どちらもまったく売れずに消えてる。そんなもんにも遙かに劣る作だということになるけどよければどうぞ。銀行を叩く手口自体はブルース・ウィリス主演の映画、
 
アフェリエイト:バンディッツ
 
これに似ているとも言えるが、しかしもちろん難があって必ず成功すると言えない。それについては作品の中で説明しております。
 
確実なのは『ヤマト航海日誌』の方に書いた手だ。もっともアメリカじゃどうなるか知れんが、『バンディッツ』は銀行強盗が銀行でなく銀行支店長の宅に押し入り、そして……という話だった。グリ森事件の犯人達は江崎グリコ社長の宅に押し入った。それがそもそもの始まりである。
 
そしてこの、
 
画像:加藤譲
 
〈ミスター・グリコ〉と呼ばれた男が時効成立時の署名記事で、
 
   *
 
事件の始まりだけを見ても、謎ばかりだ。
 
画像:NHKスペシャル『グリコ・森永』番組タイトル
 
と書いた。それはNHKで2011年7月29日に放送されたものですというこの番組をカメラで撮って前に見せた通りである。
 
例によって前置きがずいぶん長くなったけれども今回はこれをより深く検証しよう。ミスグリ加藤はこれに続けて、
 
   *
 
なぜ犯人らは警察に通報しないよう社長夫人に強く口止めしなかっ
 
画像:NHKスペシャル『グリコ・森永』番組タイトル
  
たのかと書く。「謎ばかりだ」と書いた通りにその他、
 
『10億円と金塊を要求しながら指定の場所に現れなかった。それはなぜか』
 
『勝久氏の自力での脱出を許すヘマをしてるがこれは妙だ』
 
『そんなヘマをしておきながら監禁場所の水防倉庫とその周辺を調べてもなんの手がかりもなかったようだがこれも妙だ』
 
といった謎があるのかな。他にもあるが、確かに不可解な点ばかり。いろんな説が出てるようだが、これらの謎に満足のいく答を出せているものはひとつもないはずである。
 
たとえばミスグリ加藤譲は【グリコへの怨恨説】を唱えてたようだが、この男自身が「なぜ」と言うしかないように怨恨説ではこれらの謎の説明にならない。
 
そして矛先を森永や他の企業に変える理由の説明にならない。後から、
 
「ふざけやがって! 実は大量無差別毒殺が初めからの狙いやったんや! それですべての説明がつく!」
 
みたいなことを言い出すが、怨恨説と矛盾しないのか。だがこの人は他にもあるいろんな説をまとめて同時に信じているらしいので、「滋賀県警の本部長が灯油被って自殺した以外にひとりも死んでないじゃん」とおれが言ってもたぶん無駄だろう。
 
アフェリエイト:レディ・ジョーカー
 
この本なんかもそんな調子で一石五鳥六鳥の計画がすべてまんまと成功した、ということになっててそれがおもしろいとされるらしいが、おれはそんなもんでなく、
 
【最初はイタズラのつもりだった。カネを盗る気はまったくなかった】
 
との考えを取る者である。そして当初の目的は、
 
画像:グリコのネオンを見上げる上川
 
【このネオン看板を○○にして○○にすること】
 
だったというのを、
 
ヤマト航海日誌
https://novelist.jp/71614.html
 
このリンクで読むことのできる『小説:グリコ・森永』に書いている。が、しかし今回は、グリ森事件の始まりがウィキペディアにどう書かれるか見てみよう。おれは帝銀事件についてはウィキペディアなど見ていないけどそれは帝銀に関しては見ないと決めたからであって、他の件では話が別だ。
 
というわけで見るとこうある。
 
   *
 
江崎グリコ社長誘拐事件
 
1984年3月18日21時ごろ、当時兵庫県西宮市に居住していた江崎グリコ社長江崎勝久の実母宅に拳銃と空気銃を構えた2人の男が勝手口を破って押し入り(家の外には車の運転手役の男がおり、犯行は3人組の男が実行している)、同女を縛り上げて社長宅の合鍵を奪った。2人組はそのまま隣家の社長宅の勝手口から侵入、社長夫人と長女を襲い、2人を後ろ手に縛って脇のトイレに閉じ込めた。その後、2人の男は浴室に侵入。長男、次女と入浴中だった社長を銃で脅し、全裸のまま誘拐した。夫人はこの後、自力でテープをほどいて110番通報。
 
翌3月19日1時ごろ、大阪府高槻市の江崎グリコ取締役宅に犯人の男から指定の場所に来るよう電話がある。取締役が指定場所に向かうと、社長の身代金として現金10億円と金塊100kgを要求する脅迫状があった。
 
この段階から、兵庫県・大阪府にまたがる重大事案として、兵庫県警察本部、大阪府警察本部による合同捜査体制が始まる。その後、犯人の男から電話があり別の指定場所に身代金を持って来るよう要求したが、結局犯人は現れなかった。犯人グループが要求した現金10億円は高さ9.5メートルで重量は130kg、これに加えて金塊100kgでは運搬が困難であり、合同捜査本部ではどこまで犯人グループが本気で要求していたのかいぶかる声もあったが、要求に従ってグリコはそれらを用意した。社長の母や社長夫人が犯人に対して「お金なら出します」と言ったにもかかわらず「金はいらん」と犯人が答えたこと、身代金誘拐が目的なら抵抗される可能性が少ない7歳の社長長女を誘拐するほうがリスクが少ないのにわざわざ成人男性である江崎を誘拐していることなどが身代金目的の誘拐としては不可解な点であり、金目的ではなく怨恨が犯行の原因という説の根拠となった。
 
その後、誘拐事件は急展開する。事件から3日後の3月21日14時30分ごろ、国鉄職員から110番通報を受けた大阪府茨木警察署によって江崎が保護された。江崎の証言によると、大阪府摂津市の東海道新幹線車両基地近くを流れる安威川沿いにある治水組合の水防倉庫から自力で抜け出したとされ、対岸に見えた大阪貨物ターミナル駅構内へ駆け込み、居合わせた作業員達によって無事に保護された。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 
確認は上のリンクを押すか、ご自分で検索ください。おれが読んで驚いたのは、犯人らが押し入ったとき、社長は、
 
《長男、次女と入浴中だった》
 
とある点。そして、
 
作品名:端数報告3 作家名:島田信之