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端数報告3

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吉山利嗣(池内)「気にすんなや。心の声や」(としつぐ、で〈ぐっさん〉と呼ばれるらしい)
記者C「ちっ。会見もレク(捜査状況の説明)も出られへんのでしょう。どないすればええんですか!」
加藤「倍の時間かけて取材したったらええねん」
記者D「絶対に抜きまくりましょう」
加藤「うん」
 
   *
 
と言い合う。『絶対に抜きまくりましょう』『うん』。他の新聞に勝つために何をやらかすかわからんやつらのように見えないこともない。
 
実際にそうだったのではないか。実はイタズラで始まって当初の目的が失敗したところで終わっているはずの事件を、この者達が大きくした。地球を呑み込む巨大彗星の接近のように書くものだから他紙が追随。結果として、
 
画像:グリコ工場空撮
 
チェルノブイリか福島原発事故のようなことになり、さらには、
 
画像:森永物流部長
 
だからあんたは製造部門の人間というわけじゃなかろう、ということになり、そして、
 
画像:山本本部長遺影
 
滋賀県警の本部長が自宅の庭で灯油を被って焼身自殺ということになった。今この日本でどれだけの人が、自分が外を出歩くことで世界が滅ぶと信じてしまって自殺しているのだろう。少なくあるまい。働けず、外に出ることも許されず、差別と監視を受けているのにどうして生きていくことができるか。それもこれも、
 
画像:四方修(何の対応することも)
 
画像:もしくは勝手に開けて食べられたらえらいことやしね
 
画像:森永物流部長
 
このおっさんどものようなやつらが、と言ったところで今日はここまで。戸締り用心火の用心。マスコミの嘘を信じて窓を開けて寝ちゃダメですよ。
 
女性もそうだが、特にお年寄りの方。「箪笥の中に札束入れて戸締りもしない家がある」、という考えで押し入ってくる強盗の中でも最低のやつがいるんですから。気をつけましょう。それではまた。

作品名:端数報告3 作家名:島田信之