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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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EMIRI 5 たっぷり時間はあったのに

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第5章: 月曜日の出来事



 月曜日、恵美莉は週末の慌ただしい出来事を大いに反省していた。朝からの授業も上の空、その出来事を思い出している。
(木曜に春樹君が大学休んで、授業に来なかったのが発端。プラモに没頭して、あたしのこと無視するから。
 金曜は桧垣先生との逢瀬。これはいつものことだし、なんとも言えないな。みのりも知らない二人だけの秘密だから、何もなかったことにしとける。
 でも土曜日の合コンは、春樹君に知られちゃまずい。でも西野刑事の部屋に泊まっちゃったのは、軽はずみだったな。大いに反省。昨日も電話かかって来たけど、今後どうしよう? 彼氏いるって打ち明けようかな。
 それで昨日の日曜日はヒデキさん。あー絶対にないタイミングだった。運命は感じないけど、避けれない道のりって感じがした。お店に入っちゃったらイキナリだもん。
 さすがに物凄い罪悪感。途中で春樹君から連絡がなくって本当によかった。
 でも、さすがにその間一度も連絡して来ないって、やっぱりあたしは、ガンダムより軽んじられてる気がするわ。それは寂しい。普通、浮気でもしたるって気になって当然よね。
 そう思う前にしちゃったけど。3日で3人も)

(・・・あたし、ダメなやつ)


「ねえ。土曜日どうだったの?」
休み時間にみのりが小声で聞いて来た。
「はあ、お持ち帰りされちゃった」
「うそ!?」
急に大声になるが、固まって周囲の反応を確かめた後、また小声で。
「あんた、よくやるわね。菅生君どうするの? やめるの?」
「もう。やめるとか言わないでよ。反省してたところなのよ」
その他全部の浮気を知られたら、軽蔑どころの話じゃないだろう。
「なんでそんなことになったの?」
「酔っぱらってたから。自分でも気付かないくらい大分酔っぱらってたみたい」
「私もかなり酔っぱらってたんだけど、そんなふうにはならなかったのに、どうやればそうなれるのか教えてよ」
「知らないわよ」
「あああ、キャンさんも絶対やっただろうし、奈美ちゃんも彼氏とやってるし、私だけ失敗してんじゃない」