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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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EMIRI 5 たっぷり時間はあったのに

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(何? この自信。いい人だけど、女遊び激しいからね)
 恵美莉は一瞬考えた。
(確かにヒデキさんはイケメンだわ。前に誘われた時は嬉しかったけど、今はそれほどでもないや。あたしが成長した証しよね)

 駅に近付いて、コンビニに寄って軽い朝食を買うべきか迷った挙句、春樹の部屋で一緒に食べるべきだと考えて、そのまま電車に乗った。そして何が食べたいか、春樹にLINEで確認してみることにした。まだきっと寝ているので、電話はやめておいた。


   >菅生春樹

            6:45[おはよう。起きてる?]
        

 そのまま既読にならなかった。
(やっぱり寝てるのか。あたしも一緒に寝よう・・・あ、しまった着替えがない)
自分の着ている服が合コンの時のままだと気付いて、
(え、ヤバイかな。こんな気合の入った服のままじゃ。そりゃヤバイわね。時間が早すぎるから、家に帰ってないのがバレちゃう)
 日曜日の朝早の車内は空いていた。座席に背中で座るように浅く腰掛け、だらしない格好でスマホを見た。ヒデキ・マスターのSMSは開いたままだった。
(忘れてた。削除する前に、一応こっちにも返信入れとこっと)


   SMS
   ヒデキさん
   09011XX56XX

           [ごめんなさい。
            返信に気付いてませんでした]
                ✓20XX/12/10 6:47


(さてと、どうしようかな。みのりの家は実家だし、そこに泊まって来たってことには出来ないだろうな。それに、みのりは春樹君ともよくしゃべるから、うっかりボロ出す危険も。みのりはおバカだから。・・・じゃ、やっぱり奈美のマンションがいいか。・・・いや待てよ。城西にあるマンションからじゃ、あたしの家に帰った方が近いのに、わざわざ春樹君ちに寄るのは不自然じゃないかしら)