EMIRI 5 たっぷり時間はあったのに
三番刑事はとっさに腕時計を見て、
「23時48分。確保!」
と言って、恵美莉の手首をつかんだ。
「俺のマンションに連行する!」
恵美莉は嬉しそうに三番刑事の顔を見詰め、
「・・・ところで君の名前何だったっけ?」
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ちなみにみのりは、“エルモ”で泥酔して、ヒデキ・マスターが二番刑事に連れて帰るか尋ねたところ、店からタクシーで帰らされてしまったそうだ。
キャンさんと一番刑事は、閉店まで飲み明かし、二人仲良く帰って行ったとさ。その後どうなったかは、誰も知らない。
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作品名:EMIRI 5 たっぷり時間はあったのに 作家名:亨利(ヘンリー)