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桐生甘太郎
桐生甘太郎
novelistID. 68250
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僕の弟、ハルキを探して<第二部>(改訂版)

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最後に襲い来たのは、「重さ」だった。でも、重い「物」ではない。

僕たちは感じていた。一足一足進むたびに、体が重くなる。

「どうなってんだよ、これ…」

「…重力だろう…もしかしたら、進むのは難しいかもしない。アイモ」

「はい、やってみます」

アイモが頷いて、全員を持ち上げようとした。タカシは苦しそうに地面に踏ん張っている。

ふわっと僕たちは浮いて、アイモがうめき声を上げた。

「すごい…!重いよ…!」

青い炎が迫るほど、アイモは苦しそうにしていた。

「も…もう無理…かも…!」


炎の形が近くなり、森を抜けた僕たちは、視界に収まり切らないほどの荘厳な巨木の下で眠っている、春喜を見た。


「春喜!」

「だめだ!これ以上無理!」

アイモがそう叫んで僕たち全員を放り投げると、僕たちはその場にどさっと落ちる。でも不思議と、もう重みはもう感じなかった。僕は春喜の目の前に落とされて、タカシは喜んで春喜の元へと駆けて行った。

「タカシ!」

僕は思わず叫んだ。もし今の春喜に触れたら、タカシといえども危険かもしれないからだ。

でも、予想に反してタカシは春喜の炎に触れたあと、炎の周りを回り出す。

「あれ…?」

それは炎ではなかった。僕はおそるおそる炎に包まれているように見える春喜に近寄り触れてみる。

「あっ…!」

僕の後ろから兵長も手を伸ばして青いものに触れ、驚いて手を引っ込めた。


「凍っている…!」