左端から見れば全部右寄り Part-5
9.近未来Wiki『フォーヴィズム』
フォーヴィズム(野獣派)は、21世紀初頭の政治手法の名称。
民主主義と決別し、世界を独裁体制下に置こうとした動きを指す。
2020年アメリカの大統領選挙において、選挙直前に人種差別問題等で政権に揺さぶりをかけ、更にマスコミ、教育、警察、検察などに手を回すことによって独裁に通じる共産主義を是とする土壌を形成した。
更にそれを『ポリティカル・コレクト』と称することで進歩的な思想であるとの刷り込みを行い、強い影響下に置いたマスコミの協力などによって半ばあからさまだった選挙への干渉を覆い隠し、傀儡政権を樹立することに成功した。
また、同年にパンデミックを引き起こしたコロナウィルスも生物兵器であった可能性も指摘されている。
2020年にはアメリカ大統領選挙だけでなく、香港への介入、東トルキスタン人の収容所への連行など、覇権主義を象徴する事象が数多く記録されている。
フォーヴィズムに対し、民主主義を守ろうとする各国の包囲網が功を奏し、また大規模停電や洪水への無策、また前述のコロナウィルス対策として徹底的な隠ぺい工作が発覚したことなどによって、国内の不満が爆発したこともあり、フォーヴィズムは半ば内側から崩壊した。
作品名:左端から見れば全部右寄り Part-5 作家名:ST