詩⑱
朝を充実で満たすそれを 幸福と呼ばずになんと呼ぼう
雨でも曇りでも暑くても寒くても
耳を浸すのはいつだってその幸福で
それ以上 私は望まないんだ そのひと時で十分だから
親にだってこんなに心配されたこと無いから
戸惑ってしまう私の心は 少し嬉し泣く
何にも貢献していない モラトリアムなのに
毎日が贅沢すぎて 慣れてしまうのが怖い
不安で陰鬱な夜が減って 幸せで眠る日々が増えた
ネガティブな性質が顔出して 明日はって詰め寄るけれど
「大丈夫 生きてればなんとかなるさ」って言える余裕くらいは出来たんだ
きっと消えたい1日だって来る 365日もあれば
365日消えたかった思い抱え乗り越えた私には
今が幸せだって言える 確かな自信がある
家族も友達も好きな人も居る輝かしい世界に
幸福と名付けずなんと呼ぼうものか 私は知らない