詩⑱
その一節を啄んで 幾度なく繰り返す
泣きたくなる胸の裡が身体を震わせる
それらが 私を支配する意味
それこそが分からずに
悲しくなる歌を 耳に流して
世界の歪みを治す 私の世界と 一般概念は
酷く違って それを自覚していながら
私は今日も壊れた世界で生きていく
彩り輝いて見えてるのかモノクロなのか
なんだか疲れて全部が全部霞んで
自分に言い聞かせてるかもしれない
なんて思う時がある
何が本当で 何が嘘なのか
何がそれで 何がそれじゃないのか
考えても生き続けても 正解が無いから
常識も道徳心も人それぞれだから
私はこの先も 死ぬ時も
全部が分からないままなんだ
でもその一瞬一瞬で十分なんだ
それ以上はもういらないからさ
こんな下らない話 全部なんでもない事なんだ