ヤクザ、VRゲームにハマる!
意識がバラケテ大気に拡散していくのだろうか?
寺井は葬式にて見たのは
ナギが泣いてるのを見て会長がもらい泣きしている光景。そして池内の悲しむ姿。
申し訳ない気持ちになり、魂が削れる。削れるベースは早くなり、寺井も悪霊化するのに猶予がなくなってきた。このままでは寺井も半日もしないうちに悪霊化してしまう。
霊柩車に乗り
火葬場に連れていかれた寺井
煙突の煙が灰色ではなく、眩い白に見える
「あのう、もしかして、ヤクザ的な人ですよね?」
火葬場にて、燃やされる寸前の寺井に青年が話しかけた。
青年「私についてる霊が如月組の構成員で、以前に麻薬の密売をしていて、何者かに殺されてしまったんです。貴方も、もしかしたら関係者かもしれないので、入ってきますか?」
寺井はサッパリわけがわからない。
青年「貴方が私の中に入るのであれば、私の幽霊たちと記憶が共有状態になります、そして、貴方が私の中にいるとき、悪霊化しません。誰かを不幸にしたくないなら、私の中に収まってください。」
青年を拒むことができない寺井。青年が喋ると、催眠術にかかったかのように、青年の体に吸い込まれそうになる。
抵抗する理由もない寺井は、そのまま青年の体に吸い込まれた。
寺井の意識はハッキリしていた。まるで青年と同化してしまったような感覚
青年は寺井の記憶の任侠豆知識な部分を好奇心を持ちながら、観測している。その青年の気持ちが寺井に伝わる。そんな寺井の気持ちも青年に伝わる
以心伝心、あるいはテレパシーをした様に青年と寺井は心が通い合ってる。それに気付いた寺井は、同時にこの不思議な状況についても理解した。
青年は、
シャーマン
またはゴーストハンター、
あるいはポケモントレーナー
の様な存在に近い。幽霊を従えて意のままにコントロールする。体内で幽霊をエネルギーとして蓄え、悪霊と戦う
幽霊を吸収した主は、その幽霊の殆ど全てを知る。吸収された幽霊も主の殆ど全てを知る、
主は沢山の幽霊を吸収していて幽霊達の記憶を知っている
だから青年はマサシが麻薬の密売をしていて、それに関わる悪人についての情報を知っている。マサシが組を裏切り、そして如月組部下を何者かに殺されてしまったことも知っていた。
寺井の飼い主である青年は、いろんな幽霊の記憶を元に事件の大まかな真相を知っていて
「あのう、寺井さん、ナギって子、可愛いですね」
主(あるじ)の興味は、そっち方面であり、事件の方は割と、どうでもいいらしい。
主(あるじ)の考えは、これから寺井に成りすまして、ナギに近づくらしい。
寺井の霊が、一般青年に憑依して操っているという設定にて、寺井として生きるつもりである。
感情が主(あるじ)と同期しているので、寺井は拒む意はない。
青年は寺井の家に真っ直ぐ帰っていく。
その道中
ーマサシの視点ー
天気の良い葬式日だった。
マサシは麻薬でラリりながら車を運転して青年を轢き殺してしまった。
〜青年視点〜
青年の中の100体程の霊体が、病院のベット上にて滞在している。霊達は上下左右2メートルの範囲を右往左往している。霊の中には青年の姿があり、青年も死んだのだ。
青年「大丈夫ですよ。 私達は幽霊協会に加盟してますので、仲間が私を吸収しに来てくれますので」
しばらくすると、青年と同世代と思われる男がやってきて、寺井もろもろ幽霊達を取り込んだ。
その青年もナギが気に入った様で、ナギにお近づきになりたいらしい。これから寺井に成りすまして生きるそうです。
------------------------- 第32部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
新しい寺井
【本文】
今回は内容がない。しかもロリコンな展開になるので、嫌な人はスルーすべし
本文
寺井に成りすました青年は、寺井の霊が取り付いて操作している設定であると、周囲に説明した。最初はナギも会長も疑いの目で見ていたが、寺井の事をなんでも知る青年について、次第に本人だと信じ込み、ついには誰一人として寺井のニセモノとは思わなくなる。
しかも
この寺井は幽霊100人分の記憶を持つ、人より100倍物知りである。
ある日、ナギは言った
「今の寺井は何でも物知りだし、すごいな」
その頃のナギは中学生、この寺井はロリコンだったので、ナギを恋愛対象にできる。
「あ、まま、まあ、ね、一応、沢山の霊の知識があるる、から」
「なに、きょどってるの? 寺井、おもしろい~www」
「そ、そうです(^_^;)、寺井は、おかしいです(苦笑)」
「ねえ、寺井ってカノジョ……とかいたりする?」
「いません」
「えー、嘘っだー! 寺井カッコイイもん」
「お嬢……」
「σ(´∀`*) 私は全然だめだよ〜」
「ダメでないです! お嬢は、子供だけど口元等凄くセクシーです。、大人をテゴメにするくらいの小悪魔的少女に見えます!」
「ププ━(〃>З<)━ッッ!!! 寺井、何をそんなに必死に語ってるのよwww 口元がセクシーって、わたしって、そんなに大人好みな顔をしてるの?
「上手くは説明できませんが…
「たとえば、どこがどう、大人好みの顔してるの? 教えてよ?」
「目、鼻、毛、耳……」
「なんだそのチョイス(大笑)そこがセクシーな?(大笑)」
「どれくらい? セクシー?」
「それはもう、大海原を漂い空に浮かぶ太陽のごとくセクシーでございます!
「なに、言ってるかわんなーい! ちゃと、どれくらいか、教えてよー」
「例えばお嬢が、セクシーだと思う人物を想像して頂き、寺井も、その気持ちといっしょなんだと思われると宜しいです。」
「わたしはジャニーズの亀梨くんが好き、亀梨くんセクシーだと思う」
「つまりは
そういうことです」
「うん? じゃさ、寺井も私のこと、そういった目で見えてるということ? 」
「…誠に失礼かと存じますが……」
「私は女の子です! 男に見えるとか侵害なんですけど!」
「汗)いや、そういう意味ではなく、お嬢はお嬢で、可愛いいところがあると、」
「どこが? どこがどう可愛いの?」
「どこがどうと申されましても、全てか可愛いらしく、特に目が澄んでいて……」
「目か! 私、目ヂカラあるって友だち言われてて、あんまり目に自信なかったから、うれしかも!」
「ねぇ、他に、どこが可愛い?
「眉毛、耳、鼻、口、耳、髪でございます」
「ププ━(〃>З<)━ッッ!!! 全部だし! しかも耳、被ってる(笑)」
「……」
「あれ? セクシーと可愛いも被ってる??」
「はい」
「私はそういうのは、感じたことはないな。もしかして男の人はそうなん?」
「断定はできまんが、少なくとも寺井はそうです
「ねぇ、他に、どこが可愛いか言ってみてよ(笑)」
「手、足、背中、仕草、声でございます!」
「自分では背中とか声とか分かりにくんだけど、たとえば、とれくらい?可愛いの?」
「お嬢が最も可愛いと思うのを想像して頂ければ」
作品名:ヤクザ、VRゲームにハマる! 作家名:西中