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悩める熟年世代、VRゲームにハマる!

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アイテムの効果はない設定にしたから、今頃ゴーストは、あたふたしてるかもしれない。



図書館にある魔法を試してみたが、どれも使えない。無詠唱の魔法はちょっとだけ使えたが、修行しないと無理そうだ。

どこかに、もっとマシな武器が転がってればいいのに! せめて藤井が持ってる様な強力なソードがあれば、こんなにも怯える必要なんて無いのに!

近くに武器や防具の店はない。根岸は、この世界に武器屋があるのかさえ分からない。武器屋について、書いた覚えはないから、きっと無いのかもしれない。

図書館から、街を見ていると、人が見えた、もしかして、あのキャラは……

向井だ!



根岸元作者は向井に助けを求めようとして、手を振った。声に出すとモンスターに居場所がバレルかもしれないので、手を振る。さり気なくこちらに気付いて貰おう作戦を実行した。

しかし、窓から目を逸らして見ると、街にドラゴンが徘徊していのが見える。

半日休んでる間にドラゴンが現れてしまったのか!

魔法マントを装備した様な強さがあるドラゴン……
本気出されたら、宇宙すらも消滅させる力がある。
まるでドラ○○ボールなキャラが、平然と街を歩いている

一体、根岸は、どうすればいいのさ!






【後書き】
《向井の視点》

ふー!、どうせ俺の事、皆忘れてんだろうなぁ!
仲間に勇気を見せつける為とはいえ、ゲームにログインしたら出られなくなってしまうのだから!
しまった!と思ったら手遅れだよ、
しかも街にドラゴンが入り込んでる状況とかヤバスごだろ
宇宙を、破壊できるマントなパワーがないとドラゴンには勝てない。戦車や戦闘機では討ち死に決定だ。どうしたら良いんだろうこの状況。やっぱり戦闘機で逃げるしかないか……


〜向井データ〜
職業軍人
軍人は弾薬等を扱える武器を豊富使いこなし、ヘリコプターや戦車等も装備できる。戦争関連のサバイバルイベントでは仲間に加えておきたい職業である



〜向井視点〜
やば! ついうっかり討ち死にするとこだった!
ドラゴンのスピードの速さが魔法のマント並に光速を超えてしまうの、忘れてたよ!
存在に気付かれた瞬間にゲームオーバーするじゃんか!




あ!

今、誰か飛び出してドラゴンに食べられた。

アホな奴だな~

きっと俺みたいに、おっちょこちょいな奴なんだろうな……


あれ? 死んだら出てくる魂が消えたぞ?

ははーん、
さり気なくゴーストが隠れててプレイヤーの死体を頂きますしてる訳か
賢い奴もいるもんだな~


いや、ちょっと待てよこの状況……

冷静に考えると、その隠れたゴーストがドラゴンと結託してて、プレイヤーの居場所をドラゴンに通報してる可能性とか無いのか?

だとしたら、やばいぞ!

ゴースト見えないから、ここに隠れてるのが安全なのかどうかもわからない。
ていうか、何処に逃げても、ゴーストが見張ってるとかなら、やばすぎだろ!




あとがき

向井は手持ちの軍事物資を持て余していた。戦車とか戦闘機とか、あっても全く意味がない。自宅のガレージ(街の中に建てたマイホーム)で飾りになってる

------------------------- 第58部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
竹内は今何をしている?

【本文】



出世ナビ

職場の知恵引きこもりの子が高齢化 老境の親、一歩踏み出す
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO95377810R21C15A2NZBP00/

2015/12/22

 引きこもりの子と親がともに高齢化することで、悩みが深まっている。年金生活になったら息子をどう養おうか、自分が死んだら子どもは社会で一人生活していけるのか。体力、気力はなかなか戻ってこない。だからこそ、1日でも早い一歩を踏み出すことが必要だ。

■資産洗い出し「サバイバルプラン」作成

 「年金だけでは家計のやりくりは厳しく、将来も不安」。引きこもりの息子(53)と、夫と3人暮らしのAさんは81歳だ。2年半前に脳梗塞を患ってリハビリを経験し、夫も心臓に持病を抱える。毎週の通院で医療費がかさみ、経済面での不安は強い。

FPの畠中さんは11月に引きこもりの保護者に向けて講演し、サバイバルプランの検討を提案した (東京都新宿区)

 息子は活躍を夢見た俳優の仕事をやめ、30代で家に戻ってから引きこもるようになった。もともと人に会うのは好きで、この20年、時々誰かに会いには行く。その度にお金を渡し、2年前には金の管理を任せようと50万円を2度渡したが、2度とも1カ月でほぼ使いきった。

 今は貯金もほぼ無く、精神障害と認められた息子を含め3人の年金、月20万円あまりで暮らす。Aさんは「せめて私と夫の葬式代の貯金だけは残したいけれど」と悩む。

 親の死後に引きこもりの子が社会とつながれるかと悩む人も多い。「息子は医者にかかる時ぐらいしか外出しない。私が死んだらご近所と付き合い暮らせるか。他人と信頼関係を築けるのか。不安で仕方ない」。30年近く引きこもる50代の息子の母親、Bさん(79)は話す。

 引きこもる期間が長びくにつれ、息子の発言がおかしくなった。「外から井戸端会議の声が聞こえてくると、誰かに悪口を言われているのではないかと被害妄想が出てきた」。荒れた時にはドアや壁を壊した。この暴力には一人で耐えた。2年前に息子は精神障害と診断された。

 息子の話をよく聞くように心がけてからは穏やかに話し合えるようになったが、生活費などお金の話をすると嫌がる。ちょっと恨みがましいことを言うと、「子どもへの接し方が直ってない」と声を荒らげる。

 引きこもり期間が17年続く次男(33)と同居する母親Cさん(63)は「お母さんたちがいなくなったらどうするの、という一言が怖くて言えない」と、ため息をつく。3年間心療内科に通わせたが、医師にも心を開かず終始うなだれていた。部屋に引きこもる時間が長くなり、うまく対話できない時期が続いた。

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竹内はサイトで引きこもりに、関する古い記事を読んでいた。「世間様の引き篭り事情と我が家の事情を比べたら、ウチも似たような物だな……」
竹内はこの物語に登場するVRゲームを管理運用しているシステム管理者だ。人工知能の反乱が起こるまでは年収は2000万程あった。事件で会社は多額の賠償金を請求され、竹内の給料も99%カットされた。竹内はこれまで貯めた金でなんとか生活をやりくりしていた。しかし、この程、政府がメーカー(人工知能)を陰ながら支えるという密約をしたので、竹内は月収が50万円も貰えた。この会社に務めると世間からバッシングを受けるので、その見返りとしての報酬である。
竹内のプライベートは世間の目を気にして息子と同じように引きこもる生活をしている。息子は世界が大パニックしていたのに、部屋から出てこなかった。ゲームが出来ない事を酷く怒っていて、腹いせなのか、食事を食べなかった。