悩める熟年世代、VRゲームにハマる!
仲間は清一がゴーストだから見えない。清一メモを書き、仲間の顔にこすりつけた
仲間「いててて」
仲間「なになに? 団長がああなってこうなって今ゴーストになって、目の前に居るだって!?」
清一は水を被った。ゴーストのシルエットが現れた。 清一はその姿を見せつけて理解しようとしてもらうが、 どうみても透明感ある人間のシルエットである。
仲間「透明人間だったのか、ステルス防具さっさとはずしなよ」
清一は信じて貰えてない。メモに(テレパシー魔法をかけろ)と書き伝える。
仲間「本当にゴーストなら、証明してよ」
清一は思わずどついた。
仲間「あ、これは団長の癖の暴力だ」
納得してもらえた。仲間はメモ通りテレパシーの魔法をかけ、ゴースト清一との情報共有をした。
------------------------- 第23部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
黒幕を知る息子
【本文】
さて、これから人助けに勤しむのだが、
清一がゴーストから教わった情報は
世界にはゴースト以外にも目に見えない物が沢山あって
その見えない物の存在がゴーストになってから気配で分かるようになる。
空に浮かぶダンジョンはもう一つあり、そのダンジョンは人は見る事ができない。ゴーストいわく、そのダンジョンの中には変わった機械が沢山あり、それを扱う人間の心を見たそう。その人間達の心は
「この世界は死んだ人間の魂が集まる」「その魂を加工して作ったのが魔法であり、アイテムであり、動植物であり、モンスターであり、その他全てなんだ」
「魂の材料としては、人間の魂が一番純度が高くて扱いやすい。もっと沢山魂があればいい。なるべく沢山、人が死ねばいい」
「そうなれば、ここはもっとユートピアになる」
「この機械を使うと、現実世界の肉体と意識が完全に切り離される。だからこうして、わたし達は永遠に無限に生きられる」
「このことを知っている人間は1000人もいない」
「全ての地球人の命は我々が有効活用させてもらう。さもなくば地球人は皆死ぬはハメになる」
「地球人は今も昔もこの先の未来も、永遠に我々の家畜なのだ」
「大切な家畜なのだから、絶滅させないように気を付けなければ」
清一と仲間たちは、知った。本当の敵は政府ではなく、宇宙人だったのだということを……
黒幕を倒さなければ意味がない、ということに気付いた清一とその仲間たち、果たして地球人の未来は、この先どうなる?
------------------------- 第24部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
作戦会議する息子
【本文】
「あそこに乗りんでぶっ殺すしかない!」
清一と仲間たちの思いは一緒である
元ヤクザな仲間は言った
「俺は今まで全てを他人のせいにいていきてた。悪党みたいな生き方してたが、奴らは極悪だ。必ず殺す」
ニートな仲間は言った
「あいつらこそ、家畜にしないといけない!」
小学生の仲間は言った。
「あいつらを殺さない限り、受験勉強に身が入らないよ!」
僧侶な仲間は言った。
「わたし達が信じてきた宗教も奴らが人間に植え付けたも。、まさか家畜として量産するためのものだったとは!
絶対に許さん!」
余命が少ない仲間は言った。「私は失うものなんて何も無いから、何だってやれますよ!」
実年齢80お婆ちゃんは満面の笑みで言った。
「奴らの機械を使えば不老不死になれる! あれは絶対に欲しい!」
さて、ここからが重要なテーマ。いかにして闘うか、である。
黒幕なんだし魔法のマントみたいなチートアイテムは奴らも持ってて当たり前。むしろそれ以上の武器を持っている筈。
かといって奴らに対抗できる武器があるとは思えず、なら奴らから奪うしかなくなる
しかし、そう簡単にいくだろうか?
乗り込んで、コッソリ、奴らの武器を奪わないといけない。
そんなことができるのは、奴らのアジトに入れたゴーストくらいのものだ。
ゴーストといえば清一もそうである
清一はゴーストからスキルを学んでいた。幻覚を見せる技だ。
教えてくれた技はモンスターの幻を見せ、驚かせてる間に敵を攻撃をする、というもの。
創造力(イメージ)が大切で、清一は宇宙人の幻を生み出して、奴らの輪の中に入り込みたい。
もっと騙すには喋らないといけないが、宇宙人はテレパシーを使うそうで、予めテレパシーの魔法をかけてもらう。
透明になれる魔法と透明になれる防具もあるから、宇宙人のアイテムを盗んだら、それ使って皆で攻め込む、そういう戦略だ。
清一は団長だから、先陣を取るつもりだ。
でもここは一度侵入に成功した本場仕込みのゴーストにも協力してもらいたい。
成功報酬に宇宙人たちの魂をあげる。だから手伝って欲しい。
------------------------- 第25部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
侵入する息子
【本文】
早速、手伝ってもらい、見えないダンジョンに侵入成功中。
直後、気配を四方八方に感じる
進む方向に、ただならぬ気配を感じるので、避けながら進める道を探す
(・3・)アルェー?変だなこの前きた時とちがうぞ?
ゴーストいわく、前来たときは危なそうな気配を避けて宇宙人達のいる部屋に辿りたいたそうで、今はどこも危なそうな気配だらけで、そこを避けては進めないのだそう。
コワイコワイ(∩´﹏`∩)
帰りたがってるゴースト。どうすればいいのか、黒幕の厳重なセキュリティをどうやって突破すればいいのか
その時
テレパシーでの通信が入る。この感じは
「はい、私はシステム管理者です。清一さんこの世界での行動を監視してましたので、大体の状況は把握しています。少しだけアドバイスを申し上げるなら、黒幕をつつくのは、断念した方が宜しいかと」
なんでだよ?
「魔法工学を使って高度なセキュリティを実現している要塞です。過去、ゴーストの侵入を許したせいで、ゴーストに対する対策が行われたと思います。また私の上司が私を監視していて、行動が筒抜けでした。怖い人がやってきて、私脅されてます。黒幕に手を出して、もし地球人の仕業だと思われれば、政治的にも厄介な問題に発展しかねないそうです。つきましては、貴方の身柄は既に確保済みで、父親含めて殺害の準備が出来ているとのことです。貴方達の功績は評価するが、あくまで、これは地球全体の問題であり、引かないなら父親もろとも殺す! とのことです」
「いや、もう遅いでした。このテレパシー通信が全て盗聴されてたみたいで宇宙人に全部ばれてしまいました。ごめんなさい。直ぐにこの件に関わった者達を殺すように命令が来ています。あ、もう既にダメっぽいかもです!」
------------------------- 第26部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
死ぬ息子
【本文】
ゴースト清一が魂のみの存在になった。
動くことできずに、その場を漂っている。
作品名:悩める熟年世代、VRゲームにハマる! 作家名:西中