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犬猫ひつじ玉ねぎ

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 「羊よ! ココに住め!!」
 「え? いいの?」
 「その代わり、その体毛を俺達の住処とする。」

 羊は、3匹にとって無くては成らない存在となりました。

 羊は、自分の居場所を見つけ、幸せに3匹の猫と一緒に暮らしましたとさ。
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~番外編 猫が人に噛み付いたせいで保健所に連れて行かれました編~



~猫目線~

「なにするんだにゃ! 僕が何したって言うんだにゃあ!」

 猫は、はじめて見る保健所に恐怖していた。
 周囲から犬と猫の叫び声だけが怒涛の如く聞こえ、全てが絶望と恐怖に打ちひしがれているのだった。
 その声ととも一体何が始まるのか・・・猫は不安でしかたがなかった・・・

 そして始まった。 絶望と言う名の宴が・・・
 「苦しいよ・・・苦しいよ・・ 息が出来ないよ・・・」
 何処からともなく、小さな音だけが聞こえる・・・


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~犬目線~

 理由は判らないけど、猫さんが居なくなった。
 僕は、どうしたらいい?

 僕は、猫さんが連れて行かれたであろう保健所について調べた。
 近所の野良猫等に聞きまわり、動物を消去する場所であるというのを理解した。
 だが理解したところで所詮犬である僕には、どうしようもない。
 人間の様に人を動かせる言葉や金がある訳でも無い。
 だけど、このまま何もしないで居るなんてできない・・・

 僕は保健所に突撃した。

 悪あがきなのは判っていた。 
 当然である。僕は直ぐに捕まった。
 

 だけど、そこには居た・・・
 彼女が・・・






~猫目線~
「犬さん! どうしてこんな所に来たの?





「え? 何!? 私を助ける為??



 「何、訳の判らない事を言ってるの? こんな所どうやったって助かる筈が無いでしょうが!! あなたは馬鹿ですか!!



 「こんな閉塞された状態で、好きとか言われても困るんですけど・・・

 「5mくらい距離あるし・・・声しか届かんのに・・・あんたはヤッパリ馬鹿です!

 猫は、延延、馬鹿と連呼し続け、それに対して犬は何も言い返さず、ただ、その言葉を聴いていた・・・







犬の愛しき猫が保健所に捕らえられた。
野良猫だから殺される運命。
それを助けに犬は保健所を襲撃して自分も捕まり殺されることになった。

犬は殺される絶望に打ちひしがれていた。


しかし
あきらめちゃ駄目だ

犬には飼い主が居た。

飼い主が現れて、犬君を助けてくれました。

さて、問題はここからである。

犬は助かった。しかし猫の窮地は変わった訳では無い。

そこで犬は考えた。脳がチギレル程考えました。

そして字を書く事を思いついた。

チラシの裏とかにボールペンを使って書き始めた。

人間に猫を助けて欲しいと伝えたかった

でも、いくら努力しても人に読めなかった。人に伝わる字を犬は書けなかった。

無駄な努力だが頑張ってる犬。
でも諦めない。

だが、犬が頑張ってる。その噂は動物の間で伝わる

そんなある日、羊が犬の元へとやってきた。

羊は犬の噂を聞きつけて、やってきたそうだ。

過去、犬に命を救われた恩もあり、何か力になりたかったのだ。

でも、何もできない。だって無力な哺乳類だからである。

でも、2匹は諦めなかった。

2匹が脳がチギレル程考える毎日を過ごしていたある日、タマネギがやってきた。

どこ産のタマネギかは流石に判らないが、あの時、世話になったかもしれないタマネギには違いない。

という訳で、3人で会議を始めた。3人集まれば文殊の知恵だと、誰が言ったか知らないが、今正に、文殊の知恵が出来あったのである。

そこで導き出した答えが・・・









   突撃である

何の学習もない。ただ、保健所に突撃するだけである。

2匹と一個は、一斉に保健所を襲撃し、またも捕らえれてしまった。
犬は、まあ、助かるだろう、飼い主が居るから。しかし、失踪中の家畜である羊と、食物であるタマネギは食べられる運命でしかない。
彼らは八百屋と牧場に強制送還されてしまったのである。

皆、諦めた。
今度こそ絶望に打ちひしがれた。

しかし、捨てる神あれば拾う神がある
羊は牧場にて髪を食した。

食したのはオーナーのズラである髪だった。
それによりオーナーは酷く病んでしまった。

従業員に剥げがバレテしまったのが彼を超無気力人間に追い込んでしまったのだ。
羊が家畜にされて引き取る筈だった者が、再度この牧場に訪れたとき、仕事が一切はかどらなかったのである。手続きが全く前に進まないのだ。

そこへ、羊が心配で脱走した犬とタマネギが現れた。
家畜を引き取る業者は、家畜の肉のいいにおいを放つ
犬はにおにいに釣られ、業者さんにに、すりより、すりすりしたのである。
「どこから来たの? えへへへ♪」
飼い主の見当たらない犬を野良犬と思い込み、飼う為に保健所に連れて行きました。狂犬病の予防注射を受けさせるそうです。

そこで起こりました奇跡。
犬が縋るように猫ちゃんに執着しているではありませんか。
これには、もう、なにがなんだか判らない。

犬と猫の相思相愛みたいなのに深く感動してしまったのである。
一緒に、引き取りたいと言い出した。

Oh!
無理やり感あるハッピーエンド! 









<X禁なんちゃってエロ>

羊「オイラは犬が好きだメぇ~~♪ なぜかって? 牙で毛をカットとしてくれるからだな。」

犬「僕は猫が好きだワン! でも、タマネギは嫌いだワン 辛くて涙が出るワン」

猫「僕は犬が嫌いだニャん! 舐めてくるのがウザイから! でも、タマネギが好きだニャん。コロコロ転がるのが愛しいにゃん」

タマネギ「私は転がるのが楽しいの~♪ 転がれば前に進むし皮も剥げて軽くなるし涼しいい~ww


「わ~い わ~い」
タマネギは転がっていた。

「コラにゃ!! 待つんだニャ!!」
猫はタマネギへと追いつきドッキングした。

ε=ε=ε=ε┏(。´Д`。)┛まて~
犬は猫を追いかけてバックからドッキングした。

「毛が熱いよぉ~~~(PД`q。)
 刈ってくれ 犬君!!」
羊は犬を追いかけてバックからドッキングした。
    


  3匹と一個は一つになりました。


タマネギ「猫にゃんさんに弄られるだけで楽に皮が剥ける~*´∀`)p

猫「愛おしいよタマちゃん❤ でも・・・おい! 邪魔だっ! イヌ!!

犬「可愛いな猫ちゃん❤ 拒む姿が何とも言えないワン♪ でも羊君乗らないで・・・おっ重い!!」

羊「犬君・・・こっちへ向いて毛を刈って! >_<




  




~おまけ~

タマネギは性格が真面目だった。
ある日、タマネギは言いました。
「犬さんのタマネギ嫌いを克服させてあげる」
余計なお節介です。
しかし犬も真面目でした。
とうわけで、2人は人生初めての共同作業を行います。

タマネギ
「さあ、ゆっくりと皮をむいで・・・」

「はいワン。こうかワン?」
犬はタマネギの皮に牙を立てた。
作品名:犬猫ひつじ玉ねぎ 作家名:西中