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引き篭りニートの親、VRゲームにハマる

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清一はブログ宛に来たメッセージを見て、その人(マサシの部下)に問いかけた。

「被害者がいるから噂を調査してるのだよね」
「被害があるとしたら、まずは警察に届けるはず。もしかして、やましいことがあるから、自分で調べてるの? たとえば魔法のマントを奪う闇ビジネスをしているとか?」



~調査をしていたマサシの部下の視点~
ブログ主の考察は正解だった。俺は平井組の隠密兵士、マサシ様の忠実な部下だ。俺たちは、VRに接続して、プレイヤーキラーをして、魔法のマント時価1000万を略奪していた。順調に仕事をしてた。けどVRをやればやるほど兵士が死んでしまった。死んだ兵士は必ず頭部が焼けゴケていて、マサシ様はヘルメットが人工知能を持っていて悪人を裁いている。と、おっしゃった。マサシ様は人工知能に勝つ、とおっしゃっられた。近いうち機械が戦争を仕掛けていくるからと、備えが必 要だとおっしゃられ、我々
兵士は、古今東西から多様な武器を仕入れて、山の別荘に隠した。
過去の先人たちの戦争の記録を紐解くと、敵が攻めてきたら、見晴らしの良い高い所で籠城するのが、地の利を活かしていて有利に闘いを進められる。とマサシ様は仰ったので、我々兵士はそれらを地下に隠した。地下の扉を開けるには、床を破壊しなければいけない。




~システム管理者~

「そう言えば、マサシという者を捜索してた際に、貴方にウイルス付きのデータを渡したのだけど」

システム管理者は以前に平井組にウイルスを送り込み平井組のパソコンを解析していた。

「ロシア辺から核ミサイルを取引しようとしてた形跡があったのだけど。あと戦闘機も」

寺井
「そんなもの何処に隠すのだよ、」

システム管理者
「ほら、あの別荘でマサシさんは、ずっと宅配ピザで生活してたでしょう。ずっと、貴方に追われてて避難場所にしたのだから、自分を守る為の場所として、武器隠すんじゃない?、私なら避難場所に籠城して敵を迎撃するのだけど


寺井
「あの場所からは何も見つからなかったし、政府の人口削減政策知ってますよアピールして、襲撃受けてボロボロになったから、行っても瓦礫しか見つからないよ? いや、まてよ、人口削減政策してたのだから、マサシもそれで殺された可能性がある。殺人が起こった現場を必要以上に政府が掃除したとして、ピザの記念品なんかマサシが大事に、するわけがないから持って逃げない、失踪して生きてるなら記念品なんて残ってていいのに。」

清一「武器が隠されていたとして、政府が、持って行ったかもしれないから」

寺井は確信した。マサシのような陰湿な奴が武器を持たずに潜伏するはずがない。誰かに武器が見つかる様なヘマをするような奴が平井組を裏で操るような器用な事できるはずない。きっとあの別荘のどこかに武器が隠されていた。



ようやくゴールにたどり着いた。
これで寺井は日本に戻る決意をする。

師匠を、あごでつかうとか、まして武器という危険物を取に行かせるとか、そんな無礼な事は寺井にはできません



~寺井、日本に帰還す~


寺井は普通に飛行機に乗った。マリファナで稼いた蓄えがあるし、整形もしたし、どこからどう見てもアルゼンチン人にしか見えない。

アルゼンチン寺井がマサシが死んだとされる別荘に到着し
瓦礫を撤去

床下が政府の攻撃で破壊されていて、
地下のフロアが見える


適当な武器を見繕ってボーリング場のピンがあるところ、の裏に、隠した。

日本に来たついでに、師匠にあってみたくなった寺井

自宅まで行ってチャイムを鳴らそうとして。やめた
以心伝心だから、清一も来ることは判っていたし、会えないのも解ってた

寺井は清一とリアルで会うのは叶わない希望だと悟った。



寺井は会長が今どうしてるか、気になった。ナギと同じで何処か施設に隔離されているのだろうか。
あと原の兄貴は……

ホテルで何気なくテレビをつけると
原の兄貴が、小梅太夫のモノマネをしていた。新人芸人トーナメントで、頑張ってる。原に兄貴には二人の、お供が、いたはずだが……
兄貴を差し置いてレギュラー番組にて出た。ネットで調べると、最初お笑いトリオを結成してたけど、方針が合わずに、原の兄貴がピンになったらしい。








〜ナギ〜
ナギは気晴らしにVRに接続し、1人で、ウォータースライダーをしていた。
嘔吐野次馬事件から半月経ち、誰もこのビーチには来なくなった。、今はナギの、ひとり独占状態である

ナギはビーチに寝っ転がり、たそがれいた、
あれこれ考える

ナギは虚しくなったり、落ち込んだり、自分の考えがのまとまりのなさに、イライラしていた。
結局ナギは前みたいに皆で遊びたいのだ

昔、寺井は天使の羽をナギに貸したことがあった。羽が50万円もするとか、ゲームにどんだけ注ぎ込んでるでるんだか

ナギは、あの頃の様な空飛ぶ天使の羽は持ってないけど、空を飛ぶことはできる。

ナギはジャンプした。50mは飛んでいる。
パワーアップの魔法を使ってるから、落ちたとしてと痛くはない
ナギは痛みを感じるこのゲームが好きになれない。モンスターを攻撃して痛がる演出なんて、申し訳なくて、遊べない。モンスターが弱いと手加減してしまうし、強ければ仲間がいないと勝てない。


ナギは寺井が書いたろう字を見ていた。
「ここに書け」とあるからには、何かを書きたいと思った。ビーチは監視されているから、どのみち、寺井は来れない。何も考えずに好きなことを書こう

書けない。地面が固くなる魔法がかけられている。ビーチの持ち主にしか解呪できない決まりだ。ナギは何かを書けないことに少しがっかりした。しかし解呪は持ち主が選んだ者に対して解呪できる権限が発生する。権限者にナギ含まれてた。寺井がナギでも解呪できるように設定していた。ナギの視界にゲームのナビが表示され、解呪するか否か、ナビが訪ねてきた。
ナギが解呪を選ぶと表面の土が消え、その下に隠されて書かれてた字が現れた。その字は大きくて、ここだと近すぎて読めない。滑り台からでないと、見えない。寺井が書いたと思われる文字は、もしかしたら、今なら監視してる者はその存在に気付いてないかもしれない。ナギは読んだら、その文字を消そうと思った。






ナギが見た文字は
ナギにしかわからない






寺井がナギ宛に書いた文字は何だったのか。想像するに寺井のキャラなら「いつかまたゲームしよう」とか「レベルアップしとけ」になるだろう。しかし、寺井は清一とシステム管理者とで以心伝心を繰り返し、記憶を吸収したり、価値観が同化したりの症状があり、視点の違う立場を理解出来る様になってる
これまでの様な寺井らしさは無くなり、性格はナギの知らないものになるだろう

実際のところ寺井は、清一と記憶を共有した事で、清十郎を自身の親の様に感じてしまう様になっていた。







清十郎「ということは、もしかして我が家にも来てたり??

寺井
「ああ、武器類を届けに何度か清一の家までは行ったよ? 確か住所は……」