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引き篭りニートの親、VRゲームにハマる

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竹内は武器を自宅と職場の中間地点にあるボーリング場に隠すつもりだ。寝込みを襲われたときの為に避難する場所は自宅に近い方がいいし、職場で仕事していて襲われたら、職場から近いところに避難場所が、あるのがいい。

だからマサシが隠すのに、適している場所も平井組の事務所と、マサシの自宅から近いところになる。

寺井
「当時のマサシは俺と出会う前は平井組の事務所を家にしてたんだ。その後、麻薬密売専用の事務所を借りて仕事してて、そこを家にしていた。平井組事務所と麻薬密売事務所を行ったり来たりしたはずだから……


寺井は記憶を辿るが武器を隠せそうな場所に心当たりがない

清一
「それにしてもマサシって人、やたら喫茶店行ってるんだね」



マサシは基本的に平井組に行く回数より、喫茶店に行く回数が多かった。

喫茶店と、平井組に近くて、武器を隠せそうなところは……
寺井は、なにも思い浮かばない。当時はゲーム事しか考えてなかったから、ナギとゲームの事ばかり話しかけていた。外の景色すら見た記憶ない

清一
「そのナギって人なら、何が覚えてるんじゃないか?」

ナギはヤクザの娘として、政府監視下にある。VRも監視されてるから、寺井は1年以上コンタクトをとってない、

清一「じゃ僕がナギって子に会って来ようか? 透明魔法つかって近づいて、ゴーストで心当の記憶を見てくるよ。」




【ダメです】


突然、割り込んできたシステム管理者
盗聴防止の為にゴーストを使ってテレパシーで会話してる。


(システム管理者だけが使える魔法があります、もしナギさんに監視魔法が掛けられていたら、透明人間でも当局に気付かれてしまいます。清一さんが当局に監視されてマークされたら、私達とも会えなないし、一旦そうなったら、リアルでナギさんに会う場合に危険です

お願いします、リアルでナギさんに会ってくたさい)


寺井と清一沈黙した。

寺井
「清一はあれなんだよな」

清一
「家から出ると即死するくらいの引きこもりです。なのでリアルで会うとか、ありえません!」

清一は、いわゆる対人恐怖症。社会不安障害にて外にでると死ぬ

(じゃあ、どうすればいいの?)



「そう言えば、ナギは、あのビーチが好きだったな」


あのビーチとは、数年前に流行ったVRネトゲにあるプライベートビーチを、意味する

今のプライベートビーチとは違い。遊べるアスレチックが豊富にある

「ナギは確かウォータースライダーやってたな」


寺井と清一は思いついた。ナギの捕獲方法を考えた

まずプライベートビーチにウォータースライダーを作り、一般公開しておく、
ビーチの砂場にナギに伝えたいメッセージを書いておく。「喫茶店と麻薬事務所、中間点に、秘密基地に、できそうなとこはないか? あったら、ここに書いて」と

ナギはウォータースライダーをしようとして階段を登るから、頂上でビーチに書いた文字に、気付く


清一
「しかし、上手いくだろうか」

システム管理者
「他のプレイヤーが、砂場を消しかねないから、固くする魔法が、掛けたらいい。、」

寺井
「念のために他のプレイヤーが来たら見えない様な魔法がしたらいい」


清一
「とりあえずやってから考えよう」




滑り台を作る過程は省略







ナギは準更生人種として社会から隔離され。一般とは違う教育を受けていた

準更生人種とは犯罪を正当化する集団の中で育った子供達を示し。厚生のチャンスを与えて人権を尊重することを目的としている。
少年法とはと区別されて、主に
まだ罪を犯していない者が 準更生人種に該当する


ナギは今、第一期生の準更生人種として、入学式に参加している。学園は海上に浮かぶ海上自衛鑑の中にある。
入学者はナギの他に30人いて、皆ヤクザを親に持っている

基本的な生活ルールは人権を考慮され、特別偏った内容のものではない。
衣食住は保証され、ある程度の娯楽もある。外の世界とも監視付きだがVR越して繋がる事ができる。

偏っているのは授業で、学習内容は主に道徳である。国際政治情勢とそれに関する歴史を道徳的視点から学んでいくことに重点が置かれている。

卒業資格の基準は未定であり、担当教員の裁量に任されている。

ナギは授業を終え、宿題を済ましたのち、気晴らしにVRに繋げた。





結論からいうとナギは来なかった。ビーチの存在に気付いてくれない。新聞広告でもやらないと、気付かないだろう。

3人はやり方を変えた。
ビーチの文字をナギ以外にも見える様にし、「なんたこの文字列?」という疑問与えて、ネット上の七不思議みたいな噂が広まるのを待って、ナギが釣れる、確率を増やす。


やってみたが、人生そんなにあまくなかった

物事は上手くいかないものだ

ナギの存在を一旦忘れた3人

その瞬間、マサシの気持ち悪い動画が頭を過ぎった。3人とも、記憶を共有している様なものであり、気持ち悪い感情を相手に伝達してしまう。、それは清一のゴーストがやってることなのだが、3人は嫌悪感を伝え合ってしまい、嫌悪を忘れられない。意識せずとも気持ち悪感覚がエスカレートしていく

ゴーストのイタズラか、3人は次第に嘔吐したくなってきた




(>《》<*)お〜〜ヱ
(>《》<*)お〜〜ヱ
(>《》<*)お〜〜ヱ
たまらず三人はログアウトしようとした。しかし、ゴーストは、呪縛の魔法を使いこなす程に進化していて、3人を離さない。


ゲームなので吐瀉物はない。しかし、嘔吐祭りは野次馬をビーチに寄せ付ける効果があり、みんな宣伝し続けてくれた。



翌日テレビのニュースで嘔吐珍事件、というテーマで3人の特集が組まれた。

世界中に発信され、野次馬がわんさかで、
その中にはナギが居てくれればいいのだが……





〜ナギ視点〜

嘔吐してる現場は見てないのだけど。
滑り台から見下ろした時に見える文字についてテレビで特集してたから、見た

あれは多分私に宛てたメッセージだと思うのだけど、だとしたら、あれを書いたのは寺井のおっちゃん……かな




秘密基地は
ナギも思い出せない。
たとえ思い出しても、海上自衛船内での生活を強制されていて、上陸する事はできない。秘密基地を探しにはいけない。



~あるハッカーの弟の視点~

この男は以前にナギをレイプしようとし、でも間違って寺井をレイプしそうになった男。(※水着の美女集団の回にて)

男は自分を騙したナギと寺井を逆恨みしていた。殺してやりたいと、常日頃思っていた。
そんな男の元に

政府による人口削減政策の陰謀についてを知りたがったプレイヤー(正体マサシの部下)が現れた。

なんて、、面倒なやつだ。ウザイやつ。、と思ってログアウトしようかと思ったら有力情報にはカネをくれるらしい。

マサシの部下が、求めていたのが噂の出処だった。人口削減の説が生まれた大元を知りたがっていた。
俺は嘘っぱちを教えた。陰謀陰謀うるさいやつで、目障りだったから、サイトのアドレス教えたんだ。
まあ、そのウザイ奴のお陰で麻薬を買うカネが手に入った訳だし、許すけどね



〜清一の視点〜