左端から見れば全部右寄り Part-4
「『国』なんて括りは要らない」「日本と言う国なんかなくなっても良い」「家族なんて制度は要らない」「姓なんて自由に選べるようにしたらいい」
そのように考える方は天皇家の存続など考えたくもないでしょうし、考えて頂かなくとも結構です。
だいぶ古い話ですが『世界は一つ、人類はみな兄弟』なんてCMがありました。
あれ、嘘だと思います。
世界は一つじゃありません、200近い国や地域で成り立っています、ひとつだったらそれこそ独裁国家どころか独裁惑星じゃないですか。
人類はみな兄弟じゃありません、同じ親から生まれた者同士が兄弟です、人類がみな友人になれたらそれは素晴らしいことですが、兄弟にはなり得ません。
『家』に縛られたくないと飛び出すのは自由です、でも帰る『家』がなくなってもいいのですか?
『家』に縛られたくないからぶっ壊しても良い、と考えるのは自分勝手な論理です、『家』を大事にしたいと考えている者もいるのですから。
『女性天皇、女系天皇を容認すべきだ』と発言する政治家もいます、ですが、それは自分のイデオロギーに照らして天皇家の血筋などどうでもいいと言っているのと同じです。
政治体制などは失われても復活することはあり得ます、ですが、一度失われたら二度と戻らない大事なものも有るのです、天皇家の血筋はその最たるものだと思うのです。
作品名:左端から見れば全部右寄り Part-4 作家名:ST