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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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EMIRI 4 三つ股してる?大親友のストーカー

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・大原の取り調べ調書より
 郵便局の女子ロッカーで、被害者のカバンを物色し、鍵を盗み合鍵を作っていた。
 外回り仕事の途中、被害者の留守を知る中、何度もアパートを訪れ、合鍵を使って侵入を繰り返していた。
 台所の摺りガラスから、内部に男の姿を目撃したこともあると証言。それにより被害者に交際相手がいるものと疑っていた。その人影は小田だったことが、他の取り調べで判明している。

・小田の取り調べ調書より
 アパートの205号の住人。駐輪場に被害者の自転車が無いことを確認して、当初は留守中にベランダ伝いに侵入。何度も室内への侵入を試みたが、窓が施錠されており断念。
 窓から内部を覗いたある日、中に見知らぬ男(後に中居と判明)がいるのを目撃している。それで交際相手がいるものと思っていたが、最近よく部屋に訪れる南刑事を、浮気相手と勘違いしていた。
 たまたま窓の鍵が閉め忘れられていた日に室内へ入り、玄関の5段トレーに置かれていたスペアキーで合鍵を作成し、以後、玄関からの侵入を繰り返した。

・中居の取り調べ調書から
 アパートの管理会社が契約している、鍵の交換業者だった。業務上入手できる合鍵で侵入を繰り返していた。
 風呂場の換気扇に小型カメラも仕掛けており、押収したPC内に保存されていた動画には、奈美のあられもない姿が写っていたが、別ファイルには、その他二人の侵入者も撮影出来ており、大原が排水溝に溜まった髪の毛を、集める姿も写っていた。
 それにより、大原と小田の二人の存在は、被害者がそれぞれと二股をかけているのだと思っていた。