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北へふたり旅 21話~25話

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北へふたり旅(24) 第三話 ベトナム基準④

 キュウリの成長は早い。
インドの北部。ヒマラヤ山麓が原産地。つる性の一年草。
放っておいても枝が出て実をつける。
しかし。やたら枝が増えるので、いつまでも放任というわけにはいかない。

 収穫のかたわら。
伸びるツルと、大きくなりすぎる葉を手入れしなければならない。
枝が込み合い葉が重なると、病気が出やすくなる。
収穫量も半減する。
そうならないよう、つるを誘引しながら葉と枝を整理していく。

 初期の頃、株元から5~6節(30cmぐらいの高さ)までの子づると
雌花は、すべてかき取ってしまう。
株元に実をつけると、その後の株の生育によくない。

 つづいて、6~7節目から10節目ぐらいまで(高さ約30~60cmの範囲)
に出た子づるは、葉を1枚残し、その先は摘み取る。
その後に出る孫づるも1~2葉を残し、摘み取ってしまう。

 11節目ぐらいから上(高さ約60cm以上)は、子づるを2葉残し摘み取る。
孫づるは半ば放任。、込み合ってきたら枝の先端を整理する。
このとき、すべての枝を摘み取ってしまうのではなく、元気な枝を
数本残すよう気をつける。

 あまり高くつるを伸ばすと、収穫と管理が大変になる。
主枝は目の高さぐらい(25~30節ぐらい)で先端を摘み取る。
主枝を止めることにより、子づるや孫づるの発生を促すことができる。
これは必ずおこなう。