オヤジ達の白球 76話~80話
オヤジ達の白球 (80)リベンジ試合
消防と試合の日がやってきた。
あれ以来、北海の熊は居酒屋へ姿を見せない。
「まったく顔を見せないとは、本気で腹を立てたみたいだな。
熊の奴」
「熊の言い分もわかる。
だが、もうすこし大人にならなきゃチームが困る。
たかがソフトボールだ」
「ウチの投手は熊だけだ。
どうするつもりだ、熊が来なかったら?」
「そんときはおれが投げるさ。たかがソフトボールだ」
まかせろおれに・・・と消防上がりの寅吉がつぶやく。
作品名:オヤジ達の白球 76話~80話 作家名:落合順平