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今さら台湾旅行記

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 様々な料理がありましたよ、台湾料理はもちろん、中華料理、日本料理、日本式のラーメンや寿司、ベトナム料理、洋食、ハンバーガー等々、何でもありです。
 でもやはりここは台湾料理、と言うことで目星をつけて、私は線麺のセット、妻は餃子のセット。
 線麺って、台湾では朝食によく食べられるらしいそうめんのようなもの、もちろん日本式にさっぱりと鰹と醤油の出汁で食べるのではなく、肉類の入ったスープに入っているもの。
 正直言ってあんまり……でしたw
 線麺はまあ、悪くはなかったものの、もっとこってりした感じかと思いきや、見た目に反してあっさりした薄味のスープで物足りなかったし、セットの皿は……何食べたか忘れちゃったくらいでw でも妻の餃子セットは美味かったですよ、餃子って中国では、もちろん台湾でもそうなんでしょうが主食なんですね、麺って言う字をよく見ると『麦の面』ですね、小麦粉を練って伸ばしたものが麺なんです、ですから餃子の皮も麺、麺で餡を包んだ料理なんです、ですからセット内容も餃子と酸辛湯、その餃子たるや日本のものの4~5倍はありそうで、それが6本くらい更に乗っているので24~30個分ですよね、妻が食べきれないと言うので一つ貰いましたが、まあ、日本のものと味はそう変わらなかったです、皮がもちもちして厚めだったのと、焼き加減が日本のようにパリッを良しとしていないのか、しんなりした感じで……でもそれが巨大餃子には合っている感じがしました。
 昼食後は展望台へ……のつもりだったんですが、120分待ち……まあ、土曜日の午後イチですからね、1時間くらいは覚悟してたんですが……それと……最初に書きましたでしょう? 私、高い所はあんまり……。
 結局展望台は諦めたんですが、その後、穴場を見つけました(って、妻がガイドブックで見つけてたんですけどね)、四四村と言うのがそれ。
 ガイドブックには101撮影スポット、インスタ映え間違いなし、と言う感じで紹介されていたらしいんですが、ここは日本統治時代、大陸から亡命してきた中国人を当面住まわせていた共同住宅だったそうで、かなり粗末な住戸です、その古さと最新の101の対比が面白いのと、101の全貌がカメラに収められる丁度良い距離、と言うのがガイドブックの言い分(?)だったらしいですが、近代史的に興味深い場所でした。
 今はもちろん共同住宅ではなく、リノベーションしてショップや地域センターになっているのですが外観はほとんどそのまま……と言うことは耐震とか大丈夫なんでしょうかね、ちょっと気になるところではありましたが。

 で、次の目的地は長めにMRTに乗り、台北を通りこして孔子廟へ。
 ですが……この辺りでだいぶ疲れてました。
 今日だけじゃなく、1日目、2日目と精力的に動きましたからね、スマホの歩数計で15,000歩/日。
 孔子廟はそれなりに良かったのですが、併設されていた小劇場のようなところで孔子と孔子廟の教育ビデオのようなものを見始めたとたんに爆睡。
 それでリフレッシュとも行かず、この後、故宮博物院に行こうと思っていた予定をキャンセル、明日に回してホテルで休むことに。
 一休みしてから夕食、台湾で最後の夕食ですから豪華に行こうと思ってましたし、一駅先のレストランが美味しいらしいとチェックしてもいたのですが、改めてMRTに乗る気もせず、台北駅2階のレストラン街へ。
 まあ、そこにも一応目を付けていた店はありまして、そこに入りました。
 疲れていましたがお腹は空いていましたので、小龍包はもちろん二人で8品くらいドンと頼んで、ビールもグイっと。
 で、結果的には頼みすぎでしたねw 一皿の量が日本より多めなことを忘れてました。
 結局食べきれなかったし、味もあんまり……なものもありましたが、ビールも入れて二人で900元、まあ、安いと言えば安いですね、一応ガイドブックに載っているような料理は3日間で一通り食べられましたから良しとしましょう。

 
12/1 最終日

 当然故宮博物院がメインです、ガイドブックによれば朝9時を過ぎるとツアー客でごった返し始めるとのことだったので、朝8時半の開門を待つ感じで8:15分ごろには到着してました。
 そうそう、朝食ですが、やはり6時ころにはウロウロしてましたので駅周辺で調達したのですが、昨日嫌と言うほど台湾料理を食べたせいか、あんまり地の料理には食指が動きませんで、結局マクドナルドでテイクアウトw、いや、新鮮でしたw
 ちなみにマクドナルドは日本より少し安いかな、と言った程度、スタバの飲み物も日本並みの値段でしたから、台湾で安いのは地のものと言うことになります、ま、基本的には地のものが食べたいわけですからそれで良いんですが。
 3日目が途中リタイアと言う感じだったこともあり、妻が4日目の計画を練り直してましたので、もう任せたと……故宮博物院だけぜひ行きたいと思ってましたが、それは妻も同じだったので安心です。
 朝イチの博物院は良かったですよ、目玉と言えば『白菜』と『角煮』、残念ながら『角煮』は貸出中とのことで見られませんでしたが、『白菜』はばっちり、それ以外にもめぼしいものがどの展示室にあるかきっちり調べて混み始める前にはこれだけは、と言うものは全部見てしまいました。
 いや、めちゃくちゃ広いし混むので下調べしておいたのは大正解、昨夜頑張って置いて良かった。
 9時過ぎには混み始めると言うのは本当でしたが、9時台なら混むと言っても知れてます、10時くらいにはもう一巡りしてましたのでそこまで混んだと言う印象はなかったです。
 で、故宮博物院にはもうひとつ観光スポットがあるんです、それは中国式庭園。
 良かったですよ、中国本土にある有名な庭園をいくつも参考にして作られたそうで、東家や橋、池などの配置が絶妙で、ここぞと言う撮影スポットはいくつもありました、インスタ映えを画策されているならぜひ……ちょっと渋めですけどね。
 
 で、次の目的地は蒋介石の邸宅。
 私はそれほど興味なかったのですが、妻は邸宅だの洋館だのには目がない方で。
 広々とした邸宅でしたが、それほど豪華だとか、建築的に興味深いと言うようなこともなく、ちょっとガッカリ。
 
 で、次が最終目的地です。
 なんと、これが101リベンジ!
 昨日は2時間待ちで断念だったのですが、調べてみると特別料金を払うと待ち時間ゼロで展望台まで行けることが判明し、妻は『ならばやっぱり行きたい』と。
 任せた以上こちらとしては従うより他ないです、ただし、やっぱり高い所に登りたいとも思いませんでしたので、私は下で待ってるから行っておいで、と言うことで一件落着、二人分の料金と特別料金はほぼ一緒でしたしw

 待ってるのは退屈じゃないかって? そうでもないんですよ、とにかく賑わう場所ですからミニライブなんかもやってますし、喫煙所もありましたからアイスコーヒー片手に煙草をくゆらし、ぼんやりと街や人を眺めてるのも悪くなかったです、疲れも取れてなかったですしね。
 やっぱり4日間休むとなればそれなりに片づけておかなきゃいけない仕事もありましたし、出発前から元気一杯と言うわけでもなかったんですよ。
作品名:今さら台湾旅行記 作家名:ST