夢を食べて*:..。★【2020.4.12更新】
春になったらまた逢いましょう
ラブレターって
書いたことありますか?
あたしは小学校5年生のときに
ひとつ年上の生徒会長だった男の子に
「おともだちになってください」
そんなお手紙を書いた記憶…が。
そして「きみはだれ?」というお返事に
大した悲しみも傷もなく
甘酸っぱくもなかった初恋は
瞬殺で終わったのでした(ノ∀`)アハハ
実はまた
人生で2度目のラブレターを書こうと思ってるんだ。
10年ほど前に出会った詩人さんに☆゚・*:.。.☆
彼が繰り出す言霊が
こころの琴線に触れるたびに
気持ちも身体もプルンと震えた。
夜な夜な彼が発信する文字を追っては
明け方まで
創造の世界を貪り合う。
疑似恋愛…?
ううん
恋してたんだと思う゚*:.。..。.:+・゚
あたしが描く官能的なエロ詩は
そんな彼とのやり取りで生まれ出たもの。
また逢いたいと思うの…
うん、痛いほどそう思う。
リアルを求めない互いのスタンスで
電話番号はおろか
本名まで知らないんだけど
追いかけて
追いかけて
追いかけて
彼がお仕事してる場所を
突き止めたというストーカーおばさんww
雪国でお仕事してる彼は
その生業に集中したいからと
「春になったらまた逢おうね」って
忽然と消えてしまった。
それを何度か繰り返し
あれから12度目の春がくるよ。
「またお逢いしたいです。あの場所で」
そのお返事が
「きみはだれ?」だったとしても
またあの頃の多感なあたしに出会いたいから
一方的に送りつける文字は迷惑ですか?
そう問いかけてみましょうか。
純愛でしょ?☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
作品名:夢を食べて*:..。★【2020.4.12更新】 作家名:遊花