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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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魔導士ルーファス(2)

INDEX|28ページ/104ページ|

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「カーシャ先生、生徒を殺そうとするとは許せませんねえ」
「殺すわけないだろうが、ばーか。瞬間冷凍なら、適切な解凍さえすれば命に別状はない。おまえだって現にピンピンしてるだろうが!」
「先ほどは、よくも氷付けにしてくれましたね。そのお礼をさせてもらいますよ!」
 二人がマジでやり合ったら、そりゃもう大変なことになってしまう。
 だが、これはルーファスにとってはチャンスだった。
「(ファウスト先生には悪いけど、押しつけて今のうちに逃げよう)」
 コソコソっとルーファスはこの場から逃げることにした。
 ファウストに気を取られているカーシャの眼中には、ルーファスのなんて映らない。
 ドッカーン!
 爆発音が聞けてきたが、ルーファスは決して後ろを振り返らなかった。