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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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魔導士ルーファス(1)

INDEX|74ページ/110ページ|

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 モルガンの手から蜘蛛の巣のようなネットが放出して、ビビもろともルーファスを捕らえようとした。
 空気が焼ける臭いがした。
「ファイア!」
 ルーファスの手から放出した炎がスパイダーネットを焼き尽くす。
「ルーちゃんすごーい!」
 ビビは感嘆の声をあげた。
 魔法を使ったルーファスが一番驚いていた。口をあんぐり開けたまま、身動き一つしない。
 そこへすかさず大鎌ギターを振りかざすモルガン。手加減なしに首を狩る気だ。
「死ねーッ!」
 モルガンの叫びに重なるようにビビも叫んだ。
「ルーちゃん危ない!」
 そして、ビビはルーファスの身体を押し飛ばし、二人はもつれ合いながら屋根を転がった。
 屋根を転げ落ちる二人。
 その姿は一瞬にして見えなくなってしまった。