小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

魔導士ルーファス(1)

INDEX|60ページ/110ページ|

次のページ前のページ
 

 ルーファスの泳ぐ視線の先を追ってみよう。その視線に点線を引いた先にあるものは、大股開きでパンツ全快のビビの姿。逆さ釣りにされてパンツ丸見えだった。
 そんなことで鼻血を流すなんて、ルーちゃん免疫なさすぎ!
 しかし、触手に美少女の取り合わせは、ちょっとえっちぃかもしれない。
 ルーファスは鼻血を袖で拭き、呪文を唱えた。
「ウィンドカッター!」
 風の刃がビビの真横を掠めた。
「わおっ、アタシまで殺す気!」
「ご、ごめん(だってあんまりそっち見れないから狙いが定まらない)」
 ヌルヌルの触手がビビを捕らえて放さない。
 再びルーファスが鼻血をブー!
 その鼻血を浴びたイカタッコン星人が、どういうわけか暴れ出した。
 やっぱりルーファスの鼻血が不潔だからか!
 イカタッコン星人が奇声をあげて暴れる隙に、ビビが逃げ出した。
 上から落ちてくるビビをルーファスが見事キャッチ……背中で。
「ルーちゃんアタシのお尻の下でなにやってるの、早く逃げるよ!」
「いや……キャッチしようと思ったんだけど」
「運動神経ゼロなんだから、できないことに挑戦しないの」
「……はい(別に運動神経ゼロじゃないんだけど)」
 2人がそんな会話をしていると、イカタッコン星人が再び襲い掛かって来ようとしていた。
 こうなったらあれしかない!
 逃げるが勝ち。スタコラサッサとルーファスとビビはトンズラした。