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フリーソウルズ2

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アシュロフ博士はあらゆる論文の中でその存在を、”ゼーレ”と呼んでいる。ドイツ語の魂という意味だが、英語の紹介文でも”SEELE"と表記されているので、僕もそれに倣ってその存在のことを、”ゼーレ”と呼ぶことにする」

佐伯道雄の動画はその後10分ほど続く。
信じがたい話の連続で面喰らうカモたち。
ゼーレという言葉にレンとリョウが脊髄反射する。

レン   「ゼーレ?」
リョウ  「あ、ゼーレな」
多香子  「ご存じなのですか、ゼーレ?」
リョウ  「いや、あの、その・・・」
カモ   「アニメの話です、エヴァンゲリオン・・・」
多香子  「エヴァンゲリオン?」
カモ   「いや、だから、その・・・こら、リョウ!!」
リョウ  「すみません、内容が凄すぎて、頭の中がウニ・・・」
レン   「話が複雑っていうか高尚っていうか僕たちの頭では理解が追いつきません」
カモ   「どうでしょう、多香子さん。少し僕らに時間をくれませんか」

カモの申し出快諾する多香子。
ノートPCから取り出されたSDカードを胸元に提げたペンダントにしまう多香子。

多香子  「ご連絡お待ちしています(席を立つ)」



作品名:フリーソウルズ2 作家名:JAY-TA