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こーぎープリッド
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novelistID. 49902
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ここは現実なのか仮想現実なのか?僕にはわからなくなった。

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早朝の新宿



なかなか寝つけない。
隣の部屋から、ごそごそ音がする。
僕は目をつぶっても眠れず、外を見たら、もうじき朝を迎える時刻になった。
空がやや白っぽい。星が少し見える。

「嫌に静かだな」
僕は隣の部屋、妹の律子が毎晩遅くまで勉強している部屋に入ろうとした。
「律子」
音が聞こえない。
「律子。開けるぞ」
僕は律子の部屋に入った。
本がたくさんある。すごく難しい事を書いた本ばかり。まるで専門書や辞典のような本ばかり。受験勉強ですごく難しいことを勉強をしているわけだ。

僕の記憶には、妹の律子と遊んだ記憶があるから、たぶん、この世界は現実だと思う。作られた現実なら、律子と遊んだ記憶もないはず。

そして置手紙が置いてあった。
「お兄ちゃんごめんなさい。私、これから始発の電車に乗って、新宿の歌舞伎町まで行くの。探さないで。私疲れたの。遠い外国へ逃げたいの」

僕は嫌な予感を感じてバスに乗り、妹の律子を探しに行くことにした。





つづく

【アルファポリスでは、操作が難しく途中で画面が固まるので、ここで連載を続ける予定です。アルファは重いのでイライラすることがあります。】
【忙しいので、ちょっとずつ載せる予定です】
【現実にいた兄妹をモデルにしましたが、今年の3月にお兄さんのほうが他界しました。ご冥福をお祈りします。】