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こーぎープリッド
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novelistID. 49902
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ここは現実なのか仮想現実なのか?僕にはわからなくなった。

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「ろぐおふにしろ」意味不明・妹が洗礼を受けに行くと言って。


「で、どうせ都立の高校じゃあ受験に弱いし」
「やすんだらどうだ」
「だって、いくら勉強しても東大に合格できないし」
「だったら、他の国立大学を目指したら」
「うちは貧しいから」
「親父がダメな男だし、だから、おふくろが別れたのもわかる」
「うちは両親で教師だし」
「そうだと思う」

僕はどこをどう触ろうとしても、この世界は現実世界にしか思えない。で、小さい時からの思い出もある。
それが電話の主のように、23世紀の世界から、このバーチャル世界の人間であり実態は女の子のような少年だという。最近、小難しいSF小説の読みすぎなのかもしれない。
「ねえ、私、近所にあるキリスト教会で洗礼を受けないと」
「なんで。信者ではないだろ言う」
「だって聖書の事を勉強しているから」
「そんなことを言っても、おふくろは・・・」

深夜、午前3時、いい加減、もう寝なければいけない時間になった。
「もうじき寝ないと」
ラジオのダイヤルをいじったら変な音がした。
「そこの君。早くログオフしないと脳が死ぬ。この世界に埋没したまま永遠に閉じ込められるぞ」
「???」
僕はラジオのダイヤルをいじった。
訳が分からない。


早朝、アメリカ人宣教師が運営するキリスト教会へ妹の律子が洗礼を受けに行く。